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店名からして個性派だと予感させる「キツネの尻尾」は2022年に、静岡市の中心市街地から藤枝市に移転してきた店主のお店。お揚げが入ったパスタなど、キツネっぽいメニューもあって驚きの連続です。
変化球メニューの数々を見てみよう
変わったパスタの店があるということで、静岡・藤枝市にやってきました。目的のレストランは、藤枝駅から車で約5分の場所にあります。
2022年にオープンした、その名も「キツネの尻尾」。「気ままな店主のしあわせ食堂」とも書かれています。
メニューを開いてみましょう。
ナポリタンの進化系と銘打たれた「ナポネーゼ」や、油揚げが使われた「お揚げさんミート」。生のオレンジの風味が香る「鯖とオレンジ」など、変化球なメニューはどれも味が気になります。
中でも、お店のイチオシは中華料理の担々麺をイメージした「坦々ピーナッツ(1300円 サラダ・飲み物付きランチセット)」。濃い目のソースをまとった太麺のパスタです。
ピーナッツの濃厚な風味。クリーミーなソースがしっかり麺にからまっています。麺はもちもち。
キツネの尻尾・山田智紀さん:
ピーナツバターを使っていますが、しつこくなり過ぎちゃうと太麺なのでモッタリしてしまうので、調節しながら濃厚さを抑えています
濃厚なのに飽きがこない。絶妙のバランスで作られたパスタに、箸というか、フォークが本当に止まりませんでした。そして、さらにもう一品。
「キツネのモンブラン(600円)」は店名の「キツネのしっぽ」をイメージした人気のデザート。
ケーキの生地には低温で4時間じっくり焼き上げたメレンゲが使われていますが、口に入れると、ほどけるように溶けて軽~い食感でした。
キツネの尻尾・山田さん:
メレンゲ自体が水分をすごく吸ってしまうので、注文を受けてから作るので、客席の方からサクッという音と、お皿にあたるカツンという音が聞こえるとヤッタと思います。それが聞こえないとメレンゲ自体が湿っているということなので
移転の理由は「ウズウズ感が止まらない!」
他の店にはない料理を生み出す山田さん。
実は以前、静岡市の繁華街、両替町で本格派のイタリア料理店を11年にわたって経営していました。
貴重なパスタとワインを扱う人気の店でしたが、あえて閉店。藤枝に移転してきたのです。
キツネの尻尾・山田さん
両替町でやっていた時も、これだけでいいのかというのが頭の中にあって、もっと驚かせたい、不思議がらせたい。自分の中に何かやりたいというウズウズ感が止まらないので、もっと面白いことをやってやろうと移転しました
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3月からは「ウニ」と「西京味噌」を合わせた新作パスタも始まったそうです。ジャンルにこだわらず、新しい味を生み出す。藤枝の隠れた名店です。
■店名 キツネの尻尾
■住所 静岡県藤枝市田沼2丁目22-20 スカイハイツ105
■営業時間 11:30~14:00(LO) 17:00~20:15(LO)
■定休 火・水
■問合せ 054-635-8700
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