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料理は肩ひじ張らないカジュアルフレンチ。裏路地にひっそりとたたずむ「音鳴」は2023年10月にオープンしました。オーナーの人柄が出た、アットホームなビストロです。
2階にある隠れ家的ビストロ
静岡・三島市の三島広小路にある小さなビストロは、音が鳴ると書いて「音鳴(おとなり)」。この名前にはワクワクする店のコンセプトが隠れています。
外から見上げた店内はあたたかな光に包まれていて、安らげる空間であることが一目でわかります。「ただいま、お腹すいたよ」と言いながら、わが家に帰るように訪れたいお店です。
調理の様子が一望できるカウンター席は一人でぶらりと訪れた時に、店主と料理の話で盛り上がれる特等席。
女性のお一人様も大歓迎とのこと、メニューも店主の気分でどんどん進化しちゃうかもしれません。
店主おすすめの「シュークルート」
3人でオーダーした前菜のプレートは、仲良く食べられるように品数も調整してくれる配慮が嬉しい。
フランス・アルザス地方の郷土料理「シュークルート(1880円)」は、キャベツを塩やスパイスで自然発酵させたもの。塩漬けの豚の煮込みとビッグなウインナーが添えられています。
かなりのボリュームに大満足。レストランではなくライトなビストロを目指している店主の一押しの一品です。
スイーツも充実していてどれも魅力的。いろいろオーダーしてシェアしたくなります。
季節限定のデザートもあるので、店主におすすめを聞くのが間違いないでしょう。
スイーツと一緒に、自家製ハーブシロップを使ったオリジナルドリンクがおすすめです。
このハーブシロップはお湯割りの他、水割りやサワーでも提供してもらえます。
とにかくお洒落な店内
店の窓際には、ゆったりとくつろげるソファ席があります。ナイフとフォークできちんと食事をするというより、ワインを片手におしゃべりしながらカジュアルに料理を楽しむ空間です。
店内にはあたたかみのあるベンダントライトの明かりがともり、カントリーな雰囲気を出していました。
またテーブル席は、調理場から全て見渡せるように配置されています。
ただ食事をして帰るだけの店ではなく、もっとつながりたいとの思いから、このようなレイアウトにしたそうです。
提供された料理に「うわっ、おいしそう!」と歓声があがる。
すかさず店主が厨房から声をかける。こんなやり取りがアットホームでホッコリします。
ライブやコンサート大歓迎
「食事をしながら楽しめる、すてきなイベントも企画していきたい」と、どうやら店主は料理だけでなく、楽しいことが大好きな冒険家のようです。
昔はバンドマンだったと言う店主の三浦大河さん。店内にそっと置かれたギターが料理と音楽のコラボレーションのシンボルのようにも見えます。
立食スタイルでライブを開催するも良し、コース料理とクラシカルなコンサートも良し、多種多様な音楽イベントに柔軟に対応してくれるそうです。
音鳴・三浦大河さん:
ゆくゆくはランチ営業もやりたい。お昼から食べて飲めるお店、そしてディナーでは料理を楽しみながらライブで盛り上がる店を目指したい。音楽が鳴り響く店、それが「音鳴」です
妻の美優さんが、いずれはランチカフェ営業をスタートするために準備中とのこと。
今後も夫婦で思いつくままにお店を進化させていく予感がして、期待が膨らみます。
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■店名 音鳴
■住所 静岡県三島市広小路町2-19 2階
■営業時間 17:00~24:00(LO 23:00)
■定休 火(変則で水曜日)
■問合せ 090-1721-1066
取材/髙橋麻子
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