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行列ができるほどの人気をほこる焼津市のラーメン店「麺創房LEO(レオ)」。10年目を前にリニューアルしました。今回はいろいろな食べ方で麺が味わえる「昆布水のつけそば」をご紹介します。
朝から行列の大人気ラーメン店!麺創房LEO
独自で粉を配合し、オリジナルの自家製麺を提供する「麺創房LEO」。
国産ブランド鶏の「岡崎おうはん」や「名古屋コーチン」を使用した定番の塩・しょう油ラーメンはもちろん、他のお店ではなかなか食べられないとSNSを席巻している「冷香麺」も人気です。
2013年9月、焼津市東小川にオープン。店内には製麺室があり、粉の配合から製麺まで独自で行うこだわりのお店です。
そして朝9時のオープンに合わせて、多くのお客さんが店の前に列をなす人気店です。店主の森本良之さんは、焼津市内のラーメン店で働きながら店の経営を学び、独学でラーメン作りを研究、「麺創房LEO」をオープンしました。
オープンから約10年が経ち、設備や客席をリニューアルしたということで、座席数が増えて待ち時間が減ったそう。より利用しやすくなった「麺創房LEO」、いま行かずしていつ行くのでしょうか。
自家製麺を楽しむ「昆布水のつけそば」
人気メニュー「昆布水のつけそば」は、とろみのついた昆布とカツオの出汁に、もちもちした食感の自家製平打ち太麺が浸かっています。
別皿で提供されるトッピングは、名古屋コーチンの半玉、鶏ムネ肉のチャーシュー、レモン、塩。ワサビと柚子胡椒も付いてきます。
昆布水のつけそばは、そのおいしさを最大限に楽しむ為の食べ方があります。まずは主役の麺に塩のみをつけて食べてみます。麺にまとった昆布水のトロトロした口当たりで、太麺ですがツルツルっと口の中へ入っていきます。
そして麺のもちもちっとした食感の“とりこ”に。塩のみですが、おいし過ぎてどんどん食べちゃいます。ここで、ワサビや柚子胡椒などで変化を楽しむのもOKです。
塩のみでも美味しくて全部食べられそうですが、それはもったいない!つけそばなので、つけ汁でもいただきましょう。
鶏の出汁が効いた効いた、木桶しょう油使用のつけ汁。こちらに麺をつけて食べると、鼻に抜ける鶏の風味と、木桶しょう油の奥深い味わいが麺と良く合ってめちゃくちゃおいしい!
ちょっと多めかと思った麺も、あっという間になくなってしまいます。
さらなるお楽しみ「鶏燻ごはん」
最後のシメは「鶏燻ごはん」。ご飯の上に削った薫製の鶏、鶏チャーシュー、ネギ、ノリがかかっています。
削った薫製の鶏はふわふわした面白い食感。ご飯にタレがかかっているので、そのままでもおいしい。さらに残った昆布水をつけ汁と合わせ、鶏燻ごはんにかけて、お茶漬け風にして食べると格別です。
自家製麺へのこだわり
最近は自家製麺をうたうラーメン店が増えてきました。しかし製粉会社が配合した粉をそのまま使うお店も少なくないそうです。麺創房LEOでは、製粉会社が配合した粉は使わず独自でブレンドし、完全オリジナルの麺を打っています。
先ほど紹介した昆布水のつけそばに使用する太麺は、もち小麦というもちもちした食感がでる小麦など、6種類ほどをブレンドし打っているそう。
他にもお店を代表する「冷香麺」や、「黄金」や「茜」といった温かいラーメンも、また違った配合です。手間暇を惜しまない店主のこだわりが感じられます。
そして添加物を極力使わないよう心がけており、麺を打つのに欠かせない「かんすい」も最低限しか使用していないそうです。
さらに水にもこだわっており、逆浸透膜浄水システムを導入し、ナノレベルの不純物を取り除いたという純水を、製麺とスープ作りに使用しているそうです。素材の味が際立つおいしい麺・スープに仕上がっています。
全てのラーメンがオススメであり自信作
今回紹介した昆布水のつけそばや冷香麺は、特徴的で写真映えもするので、SNSを見て来店するお客さんが多くいるそうです。ただ、戸惑ってしまうことも・・・
麺創房LEO・森本良之さん:
数量限定の為、材料切れで終了してしまった際、「品切れなら結構です」と帰ってしまうお客さんが。目当ての物がなくても、ぜひ他のラーメンを食べてみて欲しいです
レギュラーメニューの黄金(塩ラーメン)、茜(しょう油ラーメン)が全ての基本となっているメニュー。ぜひ、麺創房LEOの定番のラーメンにも注目して、味わって欲しいと思います。
■店名 麺創房LEO
■住所 静岡県焼津市東小川8丁目11-13前川ビル1F
■営業時間 9:00〜14:00
■定休日 月・金
■駐車場 11台
取材/よれちゃん