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【三島・あめや鮨】一子相伝の“タレ” 時代超え愛される「ちらし寿司」

明治元年、三嶋大社のお膝元で寿司店を創業した「あめや鮨」。155年間、人気が絶えないその理由は、一子相伝の「秘伝のタレ」にありました。

静岡・三島市にある三嶋大社の大鳥居前を西に進み、「大社町西」交差点を右折してすぐにお店があります。

「あめや鮨」は、もともと江戸時代、大社の参拝客や参勤交代で訪れた人々に水飴を売っていた「飴屋」だったため、屋号に名残があるとのこと。

伝統の技を守る 極上寿司を提供

現在は四代目・五代目を中心に営業。朝早くから準備を始め、シャリやネタの仕込み、玉子を焼くなどの作業は一日中続けられるといいます。

仕込みに手を抜かない仕事ぶりは、寿司一貫一貫から見てとれます。

時代を超えて愛される極上ちらし寿司

あめや鮨の“自慢のアレ”は「ちらし寿司 梅」。

茶碗蒸しとお吸い物まで付いた嬉しいセットです。マグロやイカ、エビに貝、自家製のおぼろなど彩り華やか!

きらめくマグロは近海のメバチマグロを使用。ねっとりとした旨味が口いっぱいに広がります。

マグロ専用タレはしょうゆベースの味付け。作り方は一子相伝、まさに秘伝のタレで、その味は155年守られ続けています。

コリコリとした食感のイカは、細かく切れ目を入れて食べやすく。タレはマグロよりも少しだけ甘く仕上げています。

「おぼろ」も創業当時から手作りで製法を全く変えていないそうです。

白身魚の骨や皮を取り除き、乾燥させてからすり鉢ですり下ろし、砂糖やみりんなどで味付け。ふわふわ食感に仕上げています。

四代目が目利きするのは、沼津港に水揚げされる一級品。

その鮮魚を惜しげもなく使用して盛り付ける。これぞ「あめや鮨」伝統の味なんです。

セットの「茶碗蒸し」は“あん”がかかっており、とろりとろけるプリンのような食感!お味は和風だしが効いた上品な味わいです。

■店名 あめや鮨
■住所 静岡県三島市大宮町1-1-21
■電話 055-975-1152
■営業時間 11:00~14:00
      16:00~20:00
■定休 水

※この記事は2023年6月17日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。

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