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年末年始用の新鮮な海の幸を買うなら、静岡市・清水港すぐそばの「河岸の市(かしのいち)」です。どんな店で何が買えるのか、いちば館に入る店から5店舗を紹介します。食べ歩き情報もあります!
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも、一本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットをめぐります。 清水港のすぐ側、清水駅前から南へ延びる「さつき通り」をお散歩です。
やってきたのは清水港のすぐそばにある清水魚市場「河岸の市」。仲卸業者が直接販売する日本初の施設として2001年にオープンしました。
まずは入口にある案内図を見て、お店の位置を把握しましょう。
河岸の市は年間100万人近くが訪れる人気のスポットです。
特に年末の市場は書き入れ時。とても活気があり、海外から来た観光客の姿もあります。
年末年始の買い出しに
ふかくら
まずは大きな干ものを売っていた「ふかくら」。
中でも大きかったのは「さば塩麹開干(800円)」です。店の人が「うま味が骨から出てくる」と自信を持っておすすめする一品。
ふかくらは干もののお店です。工場も持っていて、製造から販売までしています。
変わり種としては「甘鯛開干(500円)」。お正月は豪華にキンメの干ものもおすすめです。
キンメはゼラチン質でプリッとした食感があります。価格は大きいモノは800円、小さいモノは500円とお手頃です。
蟹縁(かにえん)
「蟹縁」は店名のそのままカニの専門店で、スタッフもカニのような赤い服で統一しています。
正月にぴったり、特大サイズのカニの脚(3万3800円)もありました。
売られているカニはロシアからきたものが多いそうです。
【年末情報】
通常よりカニの販売スペースを広げます。
みやもと
「みやもと」でお店の人がすすめてくれたのは、「黒はんぺんフライ」。4枚で400円です。
黒はんぺんが黒いのは、イワシが練り込んであるから。魚の食感が強いのが特徴です。
言わずと知れた静岡のご当地グルメ。年末年始の食卓に出せば、子供たちも喜びそうです。
【年末情報】
マグロをブロックで販売します。鮮度も目利きも抜群です。
ちょこっと食べ歩きもできる
海里(かいり)
この日水揚げされたばかりのイセエビが生きたまま入荷していました。
そんな店先で目がくぎ付けになったのは、生ガキです(1個350円 ※産地により価格は変わります)。
半分殻をとって、爪楊枝も刺してある、ということはこの場で食べられる!
お店の人がポン酢を垂らして渡してくれるのです。市場で食べると一層おいしく感じました。
やっぱりマグロが食べたい!
館内をさらにお散歩。だいたいどのお店もマグロが置かれていますが、清水は冷凍マグロの水揚げ量が日本一だからなんです。
魚久(うおきゅう)
生マグロが入荷しているお店がありました。
女将の天野幸子さんが「いま一本おろしたところだから、剥き身がある」と持ってきてくれました。
魚を三枚おろしにした時に、骨に付いている身を引いてとったのが「中落ち」。
特別に味見をさせてくれました。生マグロの中落ちはモチモチ、しっとりねっとりしています。
魚久・天野幸子さん:
一年中マグロはとれますが、今が脂がのっている時季なんです
メジと呼ばれるマグロの子供も入荷していました。刺身用で一尾3000円。もちっとして柔らかいそうです。
魚を下ろしたいという子供もいて、ちょうどいい大きさなので買われるそうです。
その後も、ゆでたての釜揚げシラスやあん肝の煮物を試食。年末年始の買い物に来たはずが、試食でお腹がいっぱいになってしまう河岸の市でした。
■施設名 清水魚市場 河岸の市 いちば館
■住所 静岡市清水区島崎町149
■営業時間 09:30~17:30 ※12月28日~31日は9:00~18:00
■定休 水 ※2025年は1月5日から営業
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