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地元の人にとっては当たり前すぎて取り上げることもなかった「知られざるご当地グルメ」。2025年に公開された記事の中から注目された3記事、「ゴム焼きそば」「黄金まんじゅう」「ハイラーメン」をご紹介します。
※情報は元記事の公開時点のものです。最新の情報は各店舗・企業にお問い合わせください。
3位 「マルちゃん ハイラーメン」いつの間に静岡限定?
3月14日公開 発売60年以上「マルちゃん ハイラーメン」はいつの間に静岡限定に? 理由は県民の“熱愛”
「静岡でしか食べられない即席麺がある」。そんなうわさを耳にして調査に乗り出しました。それはかつて全国でも販売されていた「マルちゃん ハイラーメン」。いつの間に静岡限定になっていたのでしょうか。

製造しているのは「赤いきつね 緑のたぬき」でおなじみの東洋水産。スーパーの店長は「めちゃめちゃ売れます」と話します。
東洋水産 静岡支店を取材すると、「もともと全国発売していたが、時が経つにつれて他の地域では違うブランドの商品を展開するようになった。静岡県では人気が根強く販売を継続している」とのこと。

ハイラーメンは1962年に発売され、東洋水産のマルちゃんブランドとして初めて発売された歴史的な即席めんです。
「静岡県民の熱愛がハイラーメンを静岡限定の商品にした」と言っても過言ではありません。
【詳しい記事】発売60年以上「マルちゃん ハイラーメン」はいつの間に静岡限定に? 理由は県民の“熱愛”
2位 静岡だけ?「黄金まんじゅう」の正体
3月5日公開 静岡だけ?「黄金まんじゅう」その正体はみんな知っているアレ おかず系にも進化【藤枝・シラハタ製菓】
調べたのは静岡・藤枝市で長く親しまれてきたという人気のローカルフード。昔は広く売られていたという「黄金まんじゅう」です。
訪れたのは藤枝市高柳にある1976年創業のシラハタ製菓。

レジ横の棚には黄金まんじゅうがずらりと並んでいました。
どこかで見たことがあるこのフォルム。これは、大判焼きや今川焼きにそっくりな見た目、と言うか全く同じものでは?
シラハタ製菓によると、藤枝では大判焼きや今川焼きと呼ばれるものを、黄金まんじゅうと呼び販売していたそうです。

シラハタ製菓にはバラエティ豊富な味の種類があり、一番人気のあんこだけでなく、全14種類の中にはおかず系も充実。
若い方から年配の方まで人気だという「ポテトウインナー(170円)」。ほんのり甘い皮とマヨネーズの相性が抜群で、ボリュームもあり満足できる一品でした。

黄金まんじゅうの由来は、おそらく焼いたときの色。黄色に焼けることが元になっているようです。
藤枝で売られている黄金まんじゅうは、大判焼きや今川焼きと同じものでした。シラハタ製菓ならではの豊富なランナップを、制覇してみるのも楽しそうです。
【詳しい記事】静岡だけ?「黄金まんじゅう」その正体はみんな知っているアレ おかず系にも進化【藤枝・シラハタ製菓】
1位「ゴム焼きそば」 三島のソウルフード復活秘話
3月26日公開 【三島】誰が呼んだか「ゴム焼きそば」 あまり知られていないソウルフードの復活秘話
静岡・三島市には「ゴム焼きそば」という耳慣れないソウルフードがあると言います。その正体不明のご当地グルメを調査しました。
駅前の三島観光案内所を訪ねると、「楽寿園の中にお店がある」という情報を得ることができました。
楽寿園にある食事処「ブレーメン」でゴム焼きそばは販売されているそうです。

店内の券売機メニューの一番上に「三島ゴム焼きそば」の文字。“なつかしの”とは書かれていますが、見た目はごく普通の焼きそばです。
一口食べてみるとビックリ! まるでゴムのような強い弾力です。名前の由来は学生が「まるでゴムのような食感」だと、勝手に「ゴム焼きそば」と呼んでいたこと。

実はゴム焼きそばは、数年前に閉店してしまった三島広小路駅前のお店「一福」で出されていた焼きそばです。
一福を知る人しか知らない、超ピンポイントなソウルフード。それをブレーメンのオーナーが復活させたのです。
独特の食感と懐かしい味わいは、三島の新たなご当地グルメとして、再び多くの人々に愛されていくことでしょう。
【詳しい記事】【三島】誰が呼んだか「ゴム焼きそば」 あまり知られていないソウルフードの復活秘話
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