目次
静岡市葵区の繁華街、七間町通りに2025年5月にオープンしたばかりの「おにぎり くぼた」。キッチンカースタイルのお店には、大きなおにぎりを求めてたくさんのお客さんが列をなしていました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ
いつも見慣れた街並みも裏を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットをお散歩します。今回は、県庁前から伸びる七間町通り周辺を散策しています。
繁華街の路地にキッチンカーのおにぎり専門店
七間町通り周辺には、歴史ある街並みと開発が進む新エリアが共存しています。
賑やかな七間町通りから数歩、人宿町人情通りに入った路地で、ある光景が目に飛び込んできました。

「おにぎり」と書かれた赤いのぼりと、その前に並ぶ人々。キッチンカースタイルで営業する「おにぎり くぼた」には、行列ができていました。
東京の人気店に感動して開業!
「おにぎり くぼた」は2025年5月1日にオープンしたばかりのお店です。

まだオープンして間もないルーキーなのに、行列ができるなど、すでに人気店の風格。
店主の久保田真以さんがおにぎり店を始めたきっかけは、東京の人気店「おにぎり ぼんご」との出会いでした。

おにぎり くぼた・久保田真以さん:
東京の「おにぎりぼんご」という店があって、おいしくて何回も食べに行きました。そのまま「やろう、やってみたい!」という気持ちになって、お店を始めました
「おにぎりぼんご」は、東京・豊島区にあるおにぎり専門店。テレビにも登場した名物女将がいて、連日行列ができる人気店です。
久保田さんはぼんごの味に感動し、静岡で自分のお店をオープンさせました。

1番人気はカスタムした「高菜+明太子」
くぼたのメニューはベースの「塩おにぎり(300円)」に好きな具をカスタムしていくスタイル。
なっとうやキムチ、梅などはプラス50円。明太子、ねぎトロなどがプラス100円。焼肉や卵黄漬けもプラス150円で入れることができます。
常連に一番人気なのは「高菜+明太子」。高菜と明太子をチョイスして1つのおにぎりに入れてもらうカスタムです。

高菜+明太子を注文すると出てきたのは、それは大きなおにぎり。その大きさにまず驚かされます。
一口頂点からかぶりつくと、明太子のうまみと高菜の風味が口いっぱいに広がります。

おにぎりはふわっと握られており、お米の一粒一粒が感じられる絶妙な固さ。
“おにぎらない”おにぎりでした。口の中でほろっと溶けていく食感も絶品です。
お米は御殿場産の「特A」米にこだわって使っています。

一つのおにぎりのお米の量は約150g。これは一般的なコンビニのおにぎりを上回るサイズです。
くぼた・久保田さん:
おにぎりは大きい方が良いと思っています。おにぎりって少しなめられがちじゃないですか。コンビニでいいんじゃないかと思われたくない。そして、大きなおにぎり2個とみそ汁を食べれば、ラーメン一杯よりもお腹いっぱいなるのがいいなと思って大きくしています

感動の味!「ねぎトロ」おにぎり
他のおすすめメニューを聞いてみると、ぼんごで食べて忘れられないという「ねぎトロ(400円)」だと店主の久保田さんは言います。
こちらも150gのお米を使った迫力のおにぎり。一口食べると、ねぎトロの甘みが口いっぱいに広がります。

くぼた・久保田さん:
ねぎトロを仕入れて、その後自分で調味料を入れます。少しだけくぼたオリジナルです
ぼんごのねぎトロおにぎりに感動し、自分なりにアレンジを加えた一品。これは間違いなく人気が出るメニューです。
次はウナギおにぎり? 次々展開する新メニュー
今後の展望を聞いてみると、新メニューの開発も進んでいるそうです。
くぼた・久保田さん:
今考えているのはウナギを使用したおにぎりです
静岡といえばウナギも有名。静岡らしい注目の一品になりそうです。

葵区・七間町通り近くで見つけた「おにぎり くぼた」。上質なお米とさまざまな種類の具、そして何より店主のおにぎりへの愛情が詰まった大きなおにぎりは、ランチにぴったりの一品です。東京の人気店に負けない、静岡の人気店に成長する可能性があるかもしれません。
■店名 おにぎり くぼた
■住所 静岡県静岡市葵区人宿町2-5
■営業時間 火~金7:00~13:30
土・日・祝10:00~15:00
※なくなり次第終了
■定休 月
■問合せ 050-5462-8342
【もっと見る! おにぎり専門店の記事】
