刺身の盛り合わせ
食べる

【中央区・山本亭】刺身がピクピク! 店に“いけす” 絶品活クルマエビ

店内に本格的ないけすがある魚河岸料理店「山本亭」。浜名湖や遠州灘で獲れた新鮮な魚介類を最高の状態で提供しています。地元の海の幸を味わえる老舗ですが、特に刺身定食の活クルマエビは絶品でした。

【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ

いけすの魚が自慢の魚河岸料理店

浜松市中央区舞阪町弁天島、浜名湖畔にある「弁天島 山本亭」。

JR弁天島駅から北へ車で2分ほどの場所にあります。

弁天島山本亭の外観
弁天島 山本亭(浜松市中央区舞阪町弁天島)

1975年創業、2025年で50周年を迎えます。2020年に現在の場所に移転リニューアルしました。

地元浜名湖や遠州灘でとれた新鮮な食材を最高の状態で楽しめると評判の店です。

1980年代の店舗

店内に入ると、まずはいけすが目に飛び込んできます。

本格的で、そのサイズにも驚きです。中には新鮮な魚が生きた状態で泳いでいました。

店内にあるいけす

おすすめの逸品は、「活車海老天丼(2310円)」。

いけすから上げたばかりのクルマエビの天ぷらがぜいたくに乗った丼ぶりです。

活車海老天丼(2310円)

中トロに活クルマエビまで 鮮度が光る「刺身定食」

自慢の一品は「刺身定食(1760円)」。

定食メニューでは押しも押されもせぬ不動の一番人気です。

刺身定食(1760円)

厳選した旬の魚介が豪華に盛り込まれた刺し盛りに、こだわりのアサリ汁などが付いています。

まずは、マグロの中トロから食べてみてください。

南マグロ 中トロ

赤身のうま味も感じられる、生の南マグロ 中トロです。

山本亭・山本秀二 料理長
きょうは生のインドマグロ(ミナミマグロ)を使用しています。常に市場に行って必ず目利きをして、お魚を仕入れてます

山本亭・山本秀二 料理長

刺身をよく見ると、なんとエビがピクピク動いているではありませんか。

生きたまま仕入れた浜名湖のクルマエビがお皿に盛られていました。

浜名湖の活クルマエビ

7月頃まで揚がるクルマエビはサイマキと呼ばれ、身の甘さや、姿の美しさはエビの中でも最高級品。

これが生で味わえるのは、いけすで生かしているからです。

浜名湖産 活クルマエビ

口に入れると、その味に驚きます。

ぷりっぷりで弾力が段違いにあり、ねっとり感もありつつ甘みも強い極上の逸品です。

ぷりっぷりで弾力のある浜名湖産 活クルマエビ

遠州灘産の天然マダイは、柔らかさの中に弾力も感じられます。

厚みがあるので存分に味わうことができるのも、うれしいポイント。

遠州灘産 天然マダイ

そして浜名湖産で釣り揚げたヒラメもあります。

山本亭・山本秀二 料理長:
浜名湖で釣ったヒラメです。釣ってすぐに提供するのではなく、水槽に一旦入れて魚のストレスを抜きます。そうすると水っぽさがなくなっておいしくなります

浜名湖で釣ったヒラメの刺身

釣った魚もすぐには提供せず、水槽に入れて最高の味に仕上げる、店主のこだわりがありました。

定食にはアサリのみそ汁、そして小鉢も付いています。

浜名湖産の青ノリの酢物は、生ノリを酢物にした一品。

浜名湖・遠州灘の恵みを感じられ、海の幸を満喫できる定食でした。

浜名湖産 青海苔の酢物

鮮度にこだわる独自の調理法

おいしさのポイントは浜名湖の地下海水をかけ流しするいけす。

このおかげで、常に新鮮な魚介を楽しむことができます。

いけすで泳ぐ魚

今はいけすが自慢の魚河岸料理店ですが、創業当時はもっとフランクな大衆食堂だったという山本亭。

お店には、初代が手作りした看板も飾られています。

とても手作りには見えない看板には「山本亭」の歴史がつまっています。

創業当時のメニュー、カツ丼や親子丼などもその名残として今でも残っています。

半世紀の歴史を持つ「弁天島 山本亭」は、これからも地域に愛されるお店であり続けることでしょう。

週末は混み合いますので、予約がおすすめです。

■店名 弁天島 山本亭
■住所 浜松市中央区舞阪町弁天島3212-3
■営業時間 11:30~14:30 16:30~20:30
■定休 木・月2回のみ水
■問合せ 053-592-1919
■駐車場 20台

※この記事は2025年7月5日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。

【もっと見る! 浜名湖の幸を味わう和食料理店】

アバター画像
毎週土曜夕方6時30分から放送中!静岡県内で話題となっているグルメ情報を番組出演者たちが徹底調査。「食」をキーワードに県内の魅力あふれる情報をお届けするグルメバラエティ番組です。