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静岡・富士市に「魔法のシャボン玉師」がいるということで調査に向かいました。なんでもうちわや布団たたきといった身近な道具でシャボン玉を生み出す、魔法のようなワザを持っているというのです。
公園で練習していました!
富士市にある中央公園に来ました。静岡で活躍するという「魔法のシャボン玉師」は、いつもこの公園で練習しているそうです。
公園内を歩いて探していると、ものすごく大きな道具を持った人がいるではないですか。
富士市在住で、県東部を中心に3年ほど前から活動する“魔法のシャボン玉師”こと「こまち」さんです。
こまちさんは普段は普通の会社員ですが、週末になると、地域のイベントにひっぱりだこという人気のパフォーマーです。
こまちさんのスゴイところは、自分で作った“オリジナルのシャボン玉器”を使うところ。
手に持っていた長い棒と紐のシャボン玉器は一度に大量の大きなシャボン玉を生み出せる装置です。
装置をよく見せてもらうと、紐に見えたものの正体は「チェーン」でした。
チェーンの一つ一つの穴から、一度にたくさんの泡を発生させていたんです。
続いて取り出した道具で作ってくれたのは、大きな1個のシャボン玉。
小さな子供なら入れそうな大きさです。
さらに、こまちさんが「ちょっと変わったことをやります」と宣言して作ってくれたのは、白いシャボン玉。
「つぶしてみて」と言うので指でつついてみると、シャボン玉がはじけて白い煙が出てきました。
イベントなどで子供たちに大人気だというパフォーマンスです。
シャボン玉師・こまちさん:
これは変則技です。なかなか難しいんですよ
身近なものが道具になっちゃう魔法
さまざまな道具とアイデアで、不思議なシャボン玉の世界を生み出すこまちさん。こまちさんの手にかかれば、身近にある道具もシャボン玉器になります。
うちわ、泡立て器、布団たたき、ラケット。
シャボン玉師・こまちさん:
こんなものでシャボン玉ができるというのが、ある意味魔法のようなので、「魔法のシャボン玉師」と名乗るようになりました
うちわや布団たたきのシャボン玉
一体どのようなシャボン玉がうちわや布団たたきからできるのでしょうか?
実際に披露してもらいました。
うちわは破れたものを剥いで、骨組みだけにします。あとはシャボン玉液につけるだけ。
こまちさんが、うちわを左右に振ると、きれな丸いシャボン玉がいっぱい出てきました。
うちわの穴の形が丸くなくても丸いシャボン玉です。四角い穴からも丸いシャボン玉が出て来るんだそうです。不思議ですね。
布団たたきからは、大きめのシャボン玉ができます。
シャボン玉液は、水・洗剤・洗たくノリを混ぜるだけ。こちらも自宅で簡単に作れるそうです。
シャボン玉師・こまちさん:
道具が丸でも四角でも全部が囲まれていればシャボン玉が作れちゃうんです。100円均一の店やホームセンターに行くと、道具になるものはないかと必ず探してしまいます
「シャボン玉で子供の笑顔が毎日見たい」
アイデア次第でその可能性は無限大という、こまちさんのパフォーマンス。
そんなこまちさんが、シャボン玉に魅了されたきっかけは、子供の写真撮影でした。
シャボン玉師・こまちさん:
もともと子供たちの写真を撮ってあげる時に、シャボン玉を飛ばして追いかけているところを撮ったりしていたんですよ。そしたらだんだん物足りなくなって、シャボン玉をもっと飛ばしたくなりました
シャボン玉をやると子供たちが寄ってきて、とても楽しそうなので、気付いたら写真を撮るよりシャボン玉がメインになっていたそうです。
シャボン玉で子供たちの笑顔が毎日見たいこまちさん。魔法にかかる子供たちが続出しそうです。
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