でかける

【焼津】「0円で遊べる」海の2施設 水族館のよう! 深海生物が待ってるよ

「0円で遊べる施設」を静岡・焼津市で調査。まるで水族館のような巨大水槽がある場所や、珍しい深海生物に出会える施設がありました。なにより“入場無料”がうれしいじゃないですか!

駿河湾の生き物に出会える「うみしる」

静岡・焼津市の焼津漁港親水広場「ふぃしゅーな」からスタートです。この近くに0円で楽しめるお出かけスポットがあるそうです。

テレビ静岡・小倉彩瑛アナウンサー

まず向かったのは「静岡県水産・海洋技術研究所」と書かれた場所です。入っていくと、扉に魚の絵が描かれた建物を発見しました。展示室「うみしる」です。

中は予想しなかった水族館のような空間でした。巨大水槽もあり、大きな魚が泳いでいます。

静岡県水産・海洋技術研究所・青島秀治さん:
ここは水産業を技術の面で支援する施設ですが、この展示室は研究の成果や静岡県の海や水産業をひろく県民に知ってもらうための場所です

館内には7つの水槽や展示パネルがあります。静岡県で獲れる魚介類を水槽や標本でじっくり見ることができるんです。

館内の見学は全て無料! 0円でいいんですか?と確認したくなる充実ぶりです。

お魚の模型展示を見ながら、つい、おいしそうな料理が思い浮かんできました。

ブリの照り焼き、カツオの藁焼き、マダイのお刺身。

キンメは煮付けでしょうか。

ちなみに泳いでいるキンメダイを展示している施設はなかなかないそうです。

駿河湾は食材の宝庫、湾の中においしい魚がたくさんいるんです。

なぜ入館料0円で運営できるの?

これだけ充実した施設ですが、どうして入館料なしで運営できるんでしょうか。

静岡県水産・海洋技術研究所・青島秀治さん:
ここで飼っている魚は地元漁師の厚意で分けてもらったものや、試験研究でもう使わなくなった魚なので、生き物を集めるのにお金がほとんどかかっていません

静岡県水産・海洋技術研究所・青島秀治さん

また、水槽管理や餌やりは研究所の職員がやっているそうです。

■施設名 うみしる
■住所 静岡県焼津市鰯ケ島136-24
■営業時間 9:00~16:30
■定休 年末年始※臨時休業あり

珍しい深海の生き物「深層水ミュージアム」

 続いての0円スポットは「うみしる」の向かい側にある施設、「深層水ミュージアム」です。

入口には「入場無料」と書かれていたのに、入ってみると券売機が。

安心してください! これは駿河湾深層水を購入するためのチケット。入館は無料です。

駿河湾深層水は駿河湾の水深200mよりも深い海水で、栄養豊富できれいなのが特徴です。

ちなみに券売機で売られていたチケットの最大量は8tと、とんでもない量でした。

ここ焼津に深層水の取水施設があることから深層水に関するミュージアムが開設されました。

こちらのミュージアム、焼津市が運営している施設だから0円で見学することができるんです。  

深層水は有料ですが、入館は無料です。

深層水ミュージアム・油井一博館長:
水槽に入っている魚は全て深海魚です

展示パネルだけでなく深層水を使った水槽の展示も行っていて、無料で深海魚を見ることができちゃうんです。

大量のグソクムシにゾゾッ!

さらに奥には水族館でおなじみのオオグソクムシが。

なぜか普通はあまり泳いでいないというグソクムシが、この日は活発に泳いでいる貴重な姿が見られました。

さらに2階には、焼津市内を一望できる展望スペースもあります。ここも利用は0円で、天気がいいと富士山がのぞめます。

双眼鏡も無料で使えます。伊豆半島の先端まで見えるんです。

【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ

5月26日までは開館20周年記念の特別展が行われていて、静岡県に生息するエビ・カニの標本約60点が展示されています。もちろん特別展を見ても0円です。

■施設名 深層水ミュージアム
■住所 静岡県焼津市鰯ケ島136-24
■営業時間 9:00~17:00
■定休 月※祝日の場合は翌日休み

【もっと見る! 焼津市のお出かけ記事】

アバター画像
静岡のみなさん、おかえりなさい。月~金、夕方4時50分から放送中!静岡県内のニュースや話題のスポット、気になる明日の天気まで、余すところなくお伝えしています。
  • BLOG