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【焼津・押尾精肉店】肉屋なのに「いまや総菜店」 お店を支える赤い焼き豚

焼津市にある「押尾精肉店」は店の人が「いまや総菜屋さん」と言うほど総菜の種類が豊富。大人気の赤い焼き豚も魅力的ですが、裏のおすすめ商品はレバー嫌いも食べちゃうという総菜でした。

表通りでも一本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。焼津市を縦貫する旧150号線沿いの裏スポットを巡ります。

「いまや総菜屋さん」のお肉屋さん

焼津市本町

裏通りにいい店があるということで、案内してもらいます。地元の人が便利でおいしいと話す押尾精肉店(おすおせいにくてん)です。

常連さんはお弁当を買いに。チキンの塩焼きや春雨サラダなど圧倒的なお総菜の種類です。

テレビ静岡・松下翔太郎アナウンサー:
お総菜の数がすごいですね

押尾精肉店・牧野節子さん:
いまやお総菜屋さんです。イチオシはまず「焼豚」です

見上げると、昔ながらの赤い焼き豚が店頭に吊り下がっていました。

地方発送もしている一番人気商品「焼豚」

創業時から作り続けているというお店一番人気「焼豚(480円/100g)」です。

あちこち地方発送もしてる商品で、「焼き豚があるからお店がなんとか続けられる」と精肉店の牧野節子さんは笑います。

テレビ静岡・松下翔太郎アナ:
やわらかい! 口の中でとろけます。すごくジューシーで脂は甘いです

押尾精肉店・牧野さん:
国産のブタを使ってるから癖がないし、炭で焼いてるから余分な脂がポトポト落ちます

さすがお店自慢の一品。まさに“表のメニュー”です。

裏メニューはレバー煮

対する裏メニューは「若鳥レバー煮(302円/100g)」です。

押尾精肉店・牧野さん:
レバーの嫌いな人でも結構こってり味付けしてあるから食べれるんですよ。レバーのタレで焼豚を食べてもおいしんです。私たちはそうして食べちゃう!

レバーが苦手な松下アナからも「おいしい」の声が。ショウガが入っていて臭みがなく、甘いタレがよく合うようです。

「チョットバー」の意味は?

ところで気になるのが、表に書かれた「チョットバー」という文字です。牧野さんにチョットバーの正体を教えてもらいました。

精肉店なのにバー?

押尾精肉店・牧野さん:
私のおばあちゃんたちが、昭和通りで「チョットバー」というバーをやってたんです

チョットバーは洋風居酒屋のような店だったそうで、「一寸バー」と書いてチョットバー。その名前をいまも残しているそうです。

押尾精肉店・牧野さん:
チョットバーの名残が強くて、父親が現在の店に移ってきて肉屋をやり始めたときにも「ああ、チョットバーさんね」という感じ

チョットバーの名前には約80年の歴史があり、地元の人にとっては「チョットバー」の愛称でいまでも通じるのだそうです。

「シャッターを開ければお客さんが来るので本当にありがたい」と話す牧野さん。表通りから一本入った裏には、すてきなお店がありました。

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■店名 押尾精肉店
■営業日 12月30・31日も営業
■問合せ 054-628-2477

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