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静岡県西部の浜名湖から掛川市に至る天竜浜名湖鉄道に乗って、ニッチな目的地をめぐるツアーが発売中です。4~5月の第一弾は5種類の旅があり、人気小説家と小説の“聖地”をめぐる日帰り旅行など、個性的な企画です。
5種類のツアーを4~5月に開催
ツアーは全部で5種類あり、日帰りか1泊2日で4月~5月に開催されます。
3月23日に開幕した「浜名湖花博2024」の会場を訪れる「天浜線と花と浜名湖満喫ツアー」は、1泊2日で4万3500円から。浜名湖花博20周年との相乗効果を狙います。
フォロワー11万人超えのフォトグラファー・もろんのんさんの撮影講習ツアーは1泊2日で5万4000円から。
企画された全てのコースで、天浜線の沿線を花で彩る“花のリレー・プロジェクト”として植樹された花や緑を楽しめます。
作家いぬじゅんさんと日帰りツアー
日帰りツアーでは、浜松市在住の作家いぬじゅんさんがガイドとして同行し、小説「無人駅で君を待っている」の舞台、天浜線の寸座駅などを巡ります。
価格は一人1万4500円、ファンにはたまらない内容です。
地元関係者だからこそ企画できたニッチなツアー
ツアーを企画したのは天竜浜名湖鉄道や、浜松いわた信用金庫、浜松学院大学、浜松・浜名湖ツーリズムビューローでつくる「観光プロジェクト研究会」です。
天竜浜名湖鉄道・松井宜正 社長:
鉄道にこだわらず、バスやタクシーで地域をめぐることで、地域創生につながることを意識しました。大手旅行会社ではできないスポットを盛り込んだ魅力あるツアーです。県内のみならず、県外、ひいては海外からお客様に来ていただければと思います
また浜松学院大学の学生も企画立案に参加しました。
浜松学院大学地域共創学科・河合藍璃さん:
実際にいぬじゅん先生のツアーの下見に参加して、三ヶ日を訪れました。私自身いわゆるオタク活動、推し活をしているのですが、いぬじゅんさんのファンがどういう内容であれば喜んでくれるのか、オタク目線で考えました
大学では地元活性化について勉強している河合さん。ツアー企画に関わったことで、地元を見直し、地元で就職する選択肢も考えるようになったそうです。
今後も第2弾、第3弾とツアーの販売が予定されていて、申し込みは天竜浜名湖鉄道ホームページからできるということです。
【詳しく見る】ツアー申込(天竜浜名湖鉄道の公式サイト)[/hidefeed]