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【富士・Tank!】元は板金工場! 世界のクラフトビールとぴったりの“おつまみ”

板金工場をリノベーションした静岡・富士市にある「Tank!」は、ガラス張りの大きな扉が印象的な、世界のクラフトビールを楽しめるお店です。親子で営むお洒落なカフェバー誕生のきっかけは、2人の行動力と自由な発想でした。

工場をフルリノベーションした店内

富士駅から南に徒歩10分、富士市水戸島本町にある「Tank!(タンク)」。

扉を開けると、思わず店内をぐるりと見回してしまうほど、センスの良いインテリアが目を引きます。スピーカーから流れる心地よい音楽。

カウンタ―側にある冷蔵庫には、個性的なラベルの世界のクラフトビールがずらりと並びます。

クラフトビール初心者でもオーナーに相談すれば、味の特徴を教えてくれたり、好みによってアドバイスをくれたりと、誰でも気軽に楽しめるのが魅力です。

画像提供:Tank!
画像提供:Tank!

ここでしか飲めないビールを

なぜさまざまなスタイルの世界のクラフトビールを置くことにしたのでしょうか。

Tank!・時田侑馬オーナー
どこでも飲めるお酒ではなく、自分の好きなものや、ビール好きな人もなかなか目にしないものを置くようにしています。種類も豊富で毎回違うものがあるから、それを目当てに来る常連さんも多いです

Tank!の時田侑馬オーナー

ビールの種類によってグラスを変え、同じ1本でも最初と最後の味が違うため注ぎ方を変えているそうです。

ビールにはこれがおすすめ!

そんなこだわりのビールに合うおつまみとは?

アメリカのアップスロープ「スプルースティップ IPA」に合うおつまみを教えてもらいました。

IPAはペールエールと呼ばれるビールの一種。一般的なビールに比べるとホップの持つ香りや苦みが強く、アルコール度数も5.5~7.5%と高めなのが特徴です。

バッファローチキン(1000円)

おつまみの「バッファローチキン(1000円)」はスパイスの風味としっかりとした辛さの中に、ジューシーな鶏肉のうまみが広がります。

心地よい苦みとオレンジピールの様な爽やかな香りのビールがチキンの辛さを調和し、もう一口、もう一口と止まらなくなるおいしさです。

スプルースティップ IPA

フィッシュアンドチップス(1200円)」も外せません。サクサクのロングポテトと、皮目が香ばしくホックリとした厚みのあるポテト2種が付きます。

フィッシュフライは外はカリッ、中はしっとり。

フィッシュアンドチップス(1200円)

衣に味がしっかり付いて、そのままでも十分おいしいですが、調味ソースやモルトビネガー(イギリスのお酢)を付けるのがおすすめです。本場よりおいしいと言われることもあるそうです。

ビールはイタリアのバラデン「ナチオナーレ」。スパイスの風味と、口当たりがよいビールとの組み合わせが最高です。

タコとセロリのサラダ(1100円)も人気商品

ランチにボリューム満点ハンバーガー

お酒が飲めなくても、おいしい食事とドリンクが楽しめます。ランチメニューとして提供しているのはハンバーガーセット。

ハンバーガー、プルドバーガー、フィッシュバーガーの3種類から選べてどちらもポテトとドリンク付きで1500円。

画像提供:Tank!
ハンバーガー(ポテト・ドリンク付き1500円)画像提供:Tank!

肉厚のハンバーグとたっぷりの野菜で、口の中が幸せいっぱいに。新ハンバーガーを賄いで試作中ということで、近いうちにお披露目になるかもしれません。

オプションでトッピングを追加したり、セットドリンクをアルコールに変更したりもできます。

アイスコーヒー(400円)

店のはじまりは

Tankを始めたきっかけを、オーナー・侑馬さんの母でビジネスパートナーの時田明日香さんが教えてくれました。

時田明日香さん
お店ができたのは2023年の3月です。4年ほど前に気軽に入れる行きつけの居酒屋さんがなくなってしまいました。富士駅の南側は北側に比べあまり居酒屋がないので、ないなら自分で作ろうとひらめいてしまって

右)時田明日香さん

それまで、夫の板金工場を継いで事業を行ってきた明日香さん。事業縮小をした時に、空き家になった工場をお店にしようと決心。

当時は京都で生活をしていた息子の侑馬さんを呼び寄せて、共にお店作りを始めました。

個性的なカウンターやテーブルはリメイク品

工場の雰囲気を生かすために元々あった備品をうまく組み合わせ、明日香さんが描く板金業らしさをいかしたイメージを伝え、職人さんや業者の技術を駆使して手作りをしてもらったそうです。

寄木をして樹脂で固めたテーブルや、車の修理ピットをリメイクしてカウンターを作るなど、「よく見ると元はアレなの?!」と発見できるのが楽しい内装です。

車の修理ピットをそのまま生かしてリメイク

「こだわりというよりも私たちの好きなものを伝えていくうちに、職人さんや業者さんが上手くやってくれたの」と笑う明日香さん。軽やかな発想と決断してからの行動の早さが、周りの人を動かすのかもしれません。

画像提供:Tank!
画像提供:Tank!

こうして始まったお店作りですが、侑馬さんが富士に戻ってから厨房に立つまで、たったの半年でした。

数カ月間、知り合いのお店で料理修行をし、あとは独学でした。もともと凝り性で研究熱心、飲食店勤務の経験と持ち前の器用さもあり、作る料理はどれも絶品。

今では常連さんに「メニューにないモノもできる?」と言われても、材料があれば即席で作ってしまうこともあるのだとか。

店長のおすすめは冷麺

Tank!でしか味わえない空間を

店内にはレコードプレーヤーが2台あります。京都ではバンド活動も行っていた侑馬さんが、客層に合わせて選曲をしていますが、リクエストにも応じます。

昔を懐かしんで自宅からレコードを持って来るお客さんもいるそうです。

こんなに柔軟にお客さんの要望に応えてくれるカフェバーがあるでしょうか。開店時から息づく、みんなでお店を作る雰囲気が、大きな魅力となっているようです。

画像提供:Tank!
画像提供:Tank!

店内には、カウンターが8席と窓際に2席、入口側に4人用と3人用のテーブルがあります。

パートナーと行くもよし、一人で行くもよし、大勢の仲間と貸し切りにするもよし。どんなシーンにもしっくりくる柔軟な雰囲気をぜひ体感してほしいです。

【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ

ちなみにトイレのタイルは侑馬さんが自ら貼ったそうです。これがまたお洒落! なんでも器用にこなす侑馬さんと、バイタリティーあふれる明日香さん親子に会いに行くのもおすすめです。

■店名 Tank!
■住所 静岡県富士市水戸島本町6-93-25
■営業時間 11:30~14:00  17:30~23:00
■定休 水・不定休あり
■駐車場 昼営業3台 夜営業6台
■問合せ 0545-87-3082

【もっと詳しくみる】Tank!のインスタグラム

文・撮影/秋山幸枝 撮影/山口真未

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