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意外な専門店が始めた驚きの喫茶店。浜松市浜名区には仏具店が始めたカフェがありました。メニューにも「仏陀」や「羅漢」など仏っぽさが漂います。超個性的な喫茶店に潜入です!
おしゃれ雑貨?と思ったら仏具でした
うわさの場所を訪れてみると、まず目に入ってくるのは「ぬしや仏具店」の文字でした。仏具フェアも開催中と書いてあり、ぱっと見は仏具店。
ですが、入口にはおしゃれな飲食メニューが。
そう、こちらは仏具店が始めた喫茶店「ぬしやカフェ」なんです。
入ってみるとカフェカウンターがあって、どう見てもカフェ。代表の岡野将人さんが迎えてくれました。
カフェにしか見えないと思いきや、仏具っぽい商品がカウンターのすぐ隣に売られています。
一見おしゃれ雑貨のような顔をしていますが、よく見るとチーンと鳴らす“おりん”でした。
ありがたさ増すメニュー名
客席に入っていくと、やっぱりカフェ。
いまどきの落ち着いたカフェにしか見えません。
メニューを開いてみると、おしゃれカフェっぽい料理なのですが、名前が変わっていました!
例えば、「野菜たっぷりでカラダ整う『ブッダボウル』(1500円)」。
ぬしやカフェ・岡野将人さん:
ブッダボウルは、たくさんの野菜が入った食事で、名前はこんもりした盛り付けがブッダのおなかの形に似ているので付けました
他にも浜名区にある方広寺の五百羅漢をイメージした「RAKAN(らかん)ぱふぇ(880円)」がかわいい!
奥では職人が“戒名”を
仏具店らしさは、店の奥にも。
ガラス張りになったスペースの向こうでは職人たちが働いているのが、カフェの客から見えるようになっています。
一人はお位牌(いはい)に戒名を書き込み、もう一人は金箔を仏具に貼っていました。
オシャレな店内の奥では、仏具店としての作業をしているという一風変わった喫茶店です。
なぜ現役仏具店がカフェを?
仏具店をたたんでカフェにしたのではなく、仏具店も現役なんです。
2階に上がってみると、雰囲気ががらりと変わって仏壇仏具コーナーでした。
繊細な彫刻が施された大きな仏具の値段は、880万円。
仏壇の他にも、花柄のろうそくや、かわいい形の「おりん」など様々な仏具がありました。
しかし、一体なぜ仏具店が喫茶店を始めたのでしょうか。
ぬしやカフェ・岡野将人さん:
事が起こったときだけでなく、その前からお客様と接点を持ちたいということでカフェをつくりました
もちろん喫茶店の利用だけでも大丈夫。気軽に立ち寄れる仏具店のカフェでした。
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■店名 ぬしやカフェ
■住所 浜松市浜名区貴布祢504-7
■営業時間 10:00~16:00※ランチ11:00~14:00
■定休 水・毎月最終火
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