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みしまコロッケがおせんべいに!? 新名物「三島のおせん」にソースを付けて食べてみた【三島土産】

静岡・三島市のご当地グルメ「みしまコロッケ」がそのまま丸ごと“おせんべい”に。商店街の店主たちが考案した「三島のおせん」は、2023年10月の発売以来、売れ行き好調だそうです。開発秘話や気になるお味を取材しました。

三島のおせん(700円)

三島にはお土産が少ない!?

箱根西麓三島野菜や、ウナギ料理、みしまコロッケなど、特産やグルメには恵まれた三島ですが、一方で観光客が手軽に買って持ち帰れるお土産が少ない、という声はかねてからあったといいます。

そこで、三島大通り商店街に店舗を構える「千歳屋(化粧品店)」「山田園(茶店)」「ミシマトイス(玩具店)」の店主たちが、みしまコロッケをまるごと“おせんべい”にした新商品を考案しました。

開発当時を振り返る千歳屋店主・樋口純一さん

千歳屋 店主・樋口純一さん:
当初はウナギ味という案もあったんですが、いろいろと試行錯誤の末にコロッケ味に決まったんですよ。パッケージデザインも三島にちなんだキャラクターを使って、おしゃれにしようと思いました

歌舞伎の人気キャラ「三島のおせん」

パッケージに描かれている女性は、江戸時代の歌舞伎で人気を博した「三島のおせん」という登場人物です。

三島の人でもまだまだ知らない人も多く、このせんべいを機に知る人が増えてくれれば、という願いもこめて描かれています。

もちろん「おせん」と「おせんべい」をかけたシャレ。遊び心があふれています。

おせんの他にも箱根西麓野菜やウナギ、三島の観光名所が描かれている

コロッケと言えば、一般的には男爵が使われますが、三島コロッケは三島特産のメークイン、すなわち「三島馬鈴薯」を使用するのが特徴です。

「三島のおせん」の原材料も、もちろん三島馬鈴薯です。

気になるお味は・・・

さて、気になるお味の方はいかがでしょうか。

まず香りをかいでみると、ふわっと芋の香りと、フライの香ばしさが合わさって、これはまさにコロッケの香り!

ひとくちサイズの薄焼きタイプ

パクっとひと口で食べてみると、ほどよい堅さのしっかりとした食感でザクザクといい音が。そして、メークイン特有の甘みもしっかりと再現されています。

次に、ものは試しとソースをつけてみたところ、コロッケ感が更にアップしました!

おやつにも、おつまみにも、旅のお供にもよし

どこで売っている?

大人も子供も、みんな大好きなコロッケを丸ごとおせんべいにした、三島の新名物「三島のおせん」。

1パック70g入りで700円です。三島大通り商店街の3店舗(千歳屋・山田園・ミシマトイス)、または山本食品(門前せせらぎ店・伊豆のわさび屋函南店)か、三島駅キヨスクで売られています。

旅のお土産や、ちょっとした手土産にいかがでしょうか。

取材/髙良綾乃

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子育て防災アドバイザー/ふじのくに防災士。小学生の子を持つ現役ママの視点で、防災をもっと身近に親しみやすくお伝えします。ほかにも子育て世代にお役立ちの楽しい情報や、キラリと光る地元の魅力的な「ヒト」にフォーカスします。食育指導士。
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