1963年、当時まだ浜松市では珍しかったカレー専門店「ブータン」がオープン。どこか懐かしさを感じる味は、幅広い年齢層に愛され続けています。
JR浜松駅から鍛冶町通りを西へ。田町中央通りを越えて右折し、左手にお店があります。
1963年、初代・喜三郎さんがカレー専門店「カレーハウス ブータン」をオープン。
お店は小さくてもブータン王国のように立派になれたら、という願いを込めて名付けたのだそうです。
創業から変わらぬ製法で、懐かしい日本のカレーを作り続けています。
長年の人気ナンバーワン「カツカレー」
ブータンの“自慢のアレ”は「カツカレー」。
60年前の浜松にまだ出回っていなかったカツカレーをいち早くメニュー化。創業以来の人気ナンバーワンメニューです。
カレーは鶏ガラからとったブイヨンにホールスパイスを加え、風味をうつします。スパイスが主役ではなく脇役になるよう調整しています。
さらにタマネギ、ニンジン、リンゴで甘みを、チャツネでフルーティーさを出しています。
豚の内モモ肉を使ったトンカツは、ラードで揚げているため衣がサクッとした食感に。
初代から受け継いだ技は、別々に作った甘口と辛口を一皿に重ねてかけること。
それぞれの良さが際立ち、奥行きのある味わいに仕上がるんです。
黄色いタイルが貼ってあるカウンター席や照明は創業当時のまま。レトロな雰囲気のなか味わうカレーは格別です!
■店名 カレーハウス ブータン
■住所 浜松市中区鍛冶町320-8
■営業時間 11:00~18:00
■定休日 木 ※不定休あり
■問い合わせ 053-454-0085
※この記事は2023年4月29日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。