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11月22日にプロ野球ウエスタンリーグへの参入が正式に決定したハヤテ223。2024年シーズンの開幕を前に静岡県内初のプロ野球チームとして期待と注目が集まっています。
そこで、静岡高校で甲子園を沸かし近鉄バファローズでの活躍も記憶に残る ハヤテ223初代監督・赤堀元之さんをお招きして、チーム名や選手の選考具合など伺います。
静岡のプロ野球チームに静岡出身の監督
まず赤堀監督の経歴を紹介します。
藤枝市出身の53歳で、静岡高校の野球部では2年生の時に夏の甲子園に出場しています。そして1988年にドラフト4位で近鉄バファローズに入団しました。
当時の契約会見がありましたので、ご覧ください。
この映像は1988年12月、赤堀さんが静岡高校で近鉄バファローズと入団の仮契約を行った時の様子です。
バファローズのスカウトの方たちとガッチリ握手をして記者会見に臨みました。
記者会見では赤堀さんは「プロの身体を早めに作って、投球術もしっかり学んでマスターしていきたいと思っています。目標としては阿波野選手のようにキレのあるボールで勝負していきたいと思っています」と話しました。
ー会見での発言を覚えてますか?
赤堀元之 監督:
懐かしいですね。覚えてないですけど「阿波野さんのような投手になりたい」というのは思ってました
トレンディエンジェル・斎藤司さん:
野球のことは詳しくないけど18歳とは思えない落ち着きですね
そしてプロに入ってからも輝かしい成績を収めています。
近鉄入団後は最優秀救援投手のタイトルを5回、最優秀防御率1回と素晴らしい活躍をしています。
2004年に現役を引退、引退後はプロ野球チームでの投手コーチや独立リーグで監督を歴任しています。
そして地元・静岡のハヤテ223の監督に就任ということとなりました
ゼロからのスタート 「静岡を盛りあげたい」
ー地元静岡にプロ野球球団が誕生して監督のオファーを受けた時の気持ちは?
赤堀元之 監督:
うれしかったですね。でも、日が経つにつれ県民の期待をヒシヒシ感じるようになりプレッシャーも感じます。とにかく静岡を盛り上げるように頑張りたいです
改めてプロ野球に新規参入するハヤテ223はどんなチームなのか整理します。
プロ野球の2軍のリーグに参加します。このリーグはウエスタンとイースタンがあり、新球団はウエスタン・リーグに所属します。
今回イースタンに新たに入る新潟と違い、ハヤテ223は母体となるチームがなく、いわば“ゼロからのスタート”となります。
トレンディエンジェル・斎藤司さん:
2軍で優勝しても入れ替えはないのですか。名だたるチームがそろっている中でゼロからのスタートは大変ですね。できれば赤堀監督に新庄監督張りのパフォーマンスを期待したいです
選手40人弱のうちプロ経験者10人前後
ー新潟は先日11選手の入団を発表しましたが、11月のトライアウトの手ごたえは?
赤堀元之 監督:
良いトライアウトだったと思います。可能性がある選手が取れたと思います。具体的な選手名は入団交渉を進めている段階なのでまだお話しできないですが
ー静岡高校出身の池谷投手、竹内投手は?
赤堀元之 監督:
球速もありストレートも走っていて良かったと思います
ー新チームは最終的に何人ぐらいの選手に?プロ野球経験者は?
赤堀元之監督:
最終的には40人弱程度に。そのうちプロ経験者は10人前後になるかと
ーゼネラルマネージャーに清水出身でプロ野球で活躍した山下大輔さんが就任しますが、山下さんの存在は?
赤堀元之 監督:
大変心強いです。選手としても素晴らしい実績をお持ちだし、プロ野球の監督も経験なさっているし、人脈もすごいし。選手やチームのことを話しています。
新球団の今後のスケジュールについてみてみましょう。
12月中旬に選手・コーチ陣が発表されます。そして下旬にはチーム名の発表があります。年が明けて1月下旬にユニフォーム発表
チームとしての動きは1月11日から合同練習に入り、25日からは清水庵原球場でキャンプインとなり3月にはリーグ開幕となっています。
―チーム名はどうなりそうですか、イメージは?
赤堀元之 監督:
いやあ、僕も全く知らないです
未来の選手たちの質問に答えます
ここで少年野球チームの子供たちに新球団への期待や赤堀監督への質問を聞いてきました。
静岡レッドソックス スポーツ少年団の選手:
球団ができたばかりで難しいところが多いと思うけど勝ち続けてくれることに期待してます
静岡レッドソックススポーツ少年団の選手:
遠くに行かなくてもレベルの高い野球が観られるのでとても楽しみ
静岡レッドソックス スポーツ少年団の選手:
ハヤテ223のプロ野球チームに入る夢はあります
静岡レッドソックス スポーツ少年団の選手:
赤堀監督はピッチャーで抑えをやっていたけど 新チームは打撃に力を入れるのか
投手力に力を入れるのか教えてください
ー「打撃力・投手力のどちらに力をいれるチームにするのか教えて」という質問ですが?
赤堀元之 監督:
自分は投手出身なので投手をまず整備したいですね。野球はやはり投手の比重が高いですし
このほか少年野球の選手たちからは「試合前に緊張しないようにするためにはどうしたらよいか?」「自分も抑え。マウンドにはどういう気持ちで?」「野球で一番大切にしていることは?」といった質問が寄せられています。
赤堀元之 監督:
緊張しないことはないので、緊張感を楽しめるように心がけたらと思います。
抑えは勝ちを意識するのではなく、自分のピッチングを心掛けることが大切だと思います。
そして、野球で一番大切にしているのは努力することです。練習は嘘はつかない
目指すはファーム日本一
シーズン開幕まで約4ヵ月、急ピッチで準備を進めていると思いますが、静岡の皆さんに意気込みをお願いします。
赤堀元之 監督:
ゼロからのスタートでまだまだこれから決めていくことも多いですが、育成、再生しながら勝つチーム作りをしたいです。そしてファーム日本一を目指したいです
母体の球団を持たず、ゼロからのスタートで多くの困難があるかと思いますが、県内初のプロ野球チームを県民全体でサポートしていければと思います。
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