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高校野球で約4分の1が着用 選手の声を形にしたユニホームのメーカー【南区・レワード】

国民的スポーツ・野球のユニホームを専門に作るメーカーが浜松市にあります。なんと高校野球では加盟校の約4分の1が着用。多くの野球人に愛され続けるのには、ある秘密がありました。

とにかく動きやすい!

浜松市南区にあるレワード。1973年に創業し、野球のユニホームに特化した商品を一貫して研究開発してきました。

テレビ静岡・小松建太アナウンサー:
私も草野球でユニホームを着たことがあるんですけど、これは動きやすいですね。外側も内側も生地が滑らかで着心地が良いです

レワード・多田敦志さん:
パンツにはスムーズストレッチという素材を採用していて、とても伸縮性があります。さらに、肌触りがとても滑らかなのが特徴なんです

洗濯面でも優れています。野球では泥汚れが付きもの。繊維の奥まで水が入る生地なので、泥をかき出してきれいにしてくれます。

極めつけは、パンツに取り付けられた「シリコンストレッチマーベルト」です。

ボールを投げたり飛び上がって捕球したりすると、シャツがずれたり、パンツの外に出てしまうことが多々あります。それを抑制する機能がこのベルトにはあるんです。

レワード・多田さん:
試合後半でシャツが出てしまう選手も多いんですけど、出づらくなることによってプレーに集中できます

小松アナ:
プレーが散漫になってケガをする危険性も減りますよね

「選手の声を聞くこと」

高校野球加盟校の実に約4分の1。さらに、草野球、学生野球、社会人と全てのシーンで着用できるレワードのユニホーム。

多くの野球人に愛される理由は、企業の姿勢にありました。

レワード・多田さん:
私たちが心がけていることは、とにかくまず現場に行くことです。社内だけで考えていても良い商品は売れません。実際にプレーしている選手たちの声を聞くことが大事だと考えています

高校野球を観戦し商品開発につなげる

ストレッチが効いたパンツも、これまでずっとレワードのパンツを履いていたチームの人から「もっと伸びる素材はありませんか?」「この形はどうにかなりませんか?」との声をもらったことがきっかけで開発しました。


多田さんが最近少し変わってきたなと思うことがあります。

メーカーの視点では学生野球では3年間持たせないといけないと考えて頑丈さを気にします。これに対して「とにかく機能・運動能力を上げたい」という選手が増えているそうです。

レワード・多田さん:
自分が輝けるプレーをしたいと考えている選手たちも増えているんだなと感じます

最高の手仕事で最高のユニホーム

選手たちが求める最高のパフォーマンスを叶えるために、ユニホームのほとんどは裁断から縫製まで自社工場で一貫生産しています。

特別に工場内を見学させてもらいました。

小松アナ:
すごいミシンの数ですね。手作業でないとできないということですか

レワード・多田さん:
1人1人専門職の人間がいろいろなパーツを縫い合わせています。例えばパンツ素材とベルト、異素材を縫い合わせる工程では、それぞれの素材のテンションが違うので、非常に高度な技術が必要になります

作業を見ていると、何カ所か仮留めをした後にスピードを調節しながら縫っていました。良い素材になればなるほど縫いが難しくなり、職人の確かな技が必要になります。

より選手を輝かせる

プレイヤーには喜びを、そして見ている人には楽しさを届けるユニホーム。レワードの挑戦に終わりはありません。

レワードは2023年、新しく「プログレード」という最高級ブランドを立ち上げました。

ももの内側の縫製をなくし一枚接ぎ構造にすることで、よりスムーズなプレーができます。ポケットのボタンも外し、腰を落とす際のストレスをなくしました。

レワード・多田さん:
常に選手ファーストですね。やはりグラウンドにヒントがあるので、選手たちと会話を重ねてどんどんチャレンジしていきたいと思っています

現場の声を形にしたユニホームを、選手が着用してプレーする。レワードはまさにプレイヤーとともに戦う企業なのだという印象を受けました。また、ユニホームのの話をする多田さんの笑顔が印象的でした。

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テレビ静岡アナウンサー。スポーツを主に、静岡県内の取材を幅広く担当。TVer配信番組『おかずクラブのただいま日和』ナレーション担当。愛猫は9歳のハチワレ"だいず"と3歳キジトラ"でで"。