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築120年の古民家で、自然薯のとろろ汁を。仲良し夫婦が営む静岡・藤枝市の「中里の庄・和」では、とろろ汁や自然薯の一品料理、季節の移ろいを感じる料理が楽しめます。街中の騒がしさ忘れ、ゆっくり流れる田舎時間を楽しみましょう!
仲良し夫婦の自然薯のお店
2015年3月、藤枝市瀬戸ノ谷にオープンした「中里の庄・和」は、本格的な自然薯の料理が楽しめる専門店。とても仲の良い牧田さん夫婦が、二人三脚で営むお店です。
「のれんの後ろでは、仲良く手をつないでるのよ」
写真を撮った際に、笑顔で話すチャーミングな女将さんと息ぴったりの大将。二人の仲の良さが伝わってくるので、お店の雰囲気も明るくてとても居心地の良い空間です。
築120年 囲炉裏のある店内
藤枝駅から車で30分ほどかけてたどり着いた先が、藤枝市瀬戸ノ谷。
瀬戸川上流にあり豊かな自然が広がるこのエリアに、古民家を改修したすてきな雰囲気の自然薯料理専門店「中里の庄・和」はあります。
靴を脱いで上がるスタイルの店内ですが、テーブル席が用意されているので、お年寄りも楽な姿勢で食事が楽しめます。
囲炉裏もあって和の趣があります。事前予約が必要ですが、囲炉裏でヤマメを焼くこともできるそう。
窓際にある横並びのテーブル席では、瀬戸ノ谷の自然を眺めながら食事ができます。
目の前に広がる美しい田舎の景色は、料理をより一層おいしく感じさせる不思議な力がありますね。
サバ節とみそで味付け 自然薯とろろ汁
中里の庄・和に来たら、ぜひとも食べていただきたいとろろ汁。
とろろ汁が味わえる御膳メニューは、シンプルに自然薯のとろろ汁と麦飯、それにお吸い物が付いた「とろろ膳（1800円）」。とろろ膳に季節の小鉢とデザートが付いた「なごみ膳（2500円）」。なごみ膳に揚げとろ又は三種山芋焼きが付いた「中里とろろ膳（3000円）」の３種から選べます。
せっかくなので、今回はちょっとぜいたくに、とろろ料理をたくさん味わえる中里とろろ膳をご紹介します！
まずはメインのとろろ汁。山口県産の自然薯を擦り、サバ節・昆布で引いただしと、みそで味付けされたとろろ汁は、強い粘り気とだしの風味。野性味あふれる自然薯の香りがしっかりと感じられます。
ほかほかの麦飯にとろろ汁をたっぷりかけて、音を立てて一気にかっこみましょう。最高に幸せな瞬間!
季節の小鉢は日替わりになってます。この日はごぼうの煮付け、ゴーヤとオクラの天ぷら。手作りのポテトサラダに、リンゴが入ったサラダも。
爽やかで軽い食感のリンゴは、フレンチドレッシングと良く合います。
そして中里とろろ膳に付いてくる一品料理の揚げとろ。
とろろを旬のレンコンで挟み揚げしたり、シイタケや海苔にのせて揚げてあります。
サクサクの食感の中に、柔らかいとろとろのとろろが絶品です！
デザートには、店主手作りのブルーベリーソースが乗ったヨーグルト。
甘くておいしくて食事のしめにピッタリです。
季節を感じるイチジクの天ぷら
一品料理もチェックしました。季節限定、島田市神座で採れた、旬のイチジクを使った天ぷらです。
サクサクの衣の中からは、爽やかな甘みでとろっとした食感のイチジクが現れます。生まれて初めてイチジクの天ぷらを食べましたが、こんなに相性がいいのかと驚きました。デザート感覚で軽く食べられるので、ぜひ追加でお試しを。
豊かな自然が広がる里山で、ぜいたくな自然薯料理が味わえる「中里の庄・和」でした。お料理がおいしいのはもちろん、店主夫婦が醸し出す、明るくて楽しい雰囲気にたっぷりと魅了されました。ぜひ、ご夫婦との会話も楽しみながら、おいしい自然薯料理に舌鼓を打ってください。
■店名 中里の庄・和
■住所 静岡県藤枝市瀬戸ノ谷3768
■電話 054-639-0029
■営業時間 11：00〜14：30
■定休 木・金
※お昼時は混み合うので、必ず事前にご予約してお出かけください。
取材/よれちゃん
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