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子育てをしていると思わずイラッとして怒ってしまうことはありませんか?
「怒る」エネルギーを「驚き」に置き換えると、子どもの成長に気付き、自然と相手を認められるようになるといいます。その具体的な方法とは?
テレビ静岡で11月1日に放送されたテレビ寺子屋では、東京学芸大学附属大泉小学校の沼田晶弘 教諭が、「怒るより驚け!オドロキマネジメント」と題して語りました。
「喜“驚”哀楽」のすすめ
子育てをしていると、どうしてもイラッとして怒ってしまうことがあります。人間には感情があるので仕方のないことですが、誰でも怒るのは嫌ですよね。だから僕は、「喜怒哀楽」ではなく、「喜“驚”哀楽」をオススメしています。
「怒る」と「驚く」はどちらも、「予想していないことが起きたとき瞬間的に反応する感情」という共通点があります。原因が同じなら、「怒る」パワーを「驚き」に置き換えてしまおうというわけです。では、具体的に「怒る」のではなく「驚く」ための方法をお伝えします。
まずは「二度見」で事実を確認
まずは「二度見」。想定外のことが起きたら、まず二度見してください。子どもが水をこぼしたとします。「何してるの!」と怒る前に二度見して、しっかりと事実を確認します。そして、「こぼさないようにコップを奥の方に置いたけど、そこまで肘が伸びるのか…こちらの想定を超えてきたな」と、受け止めてください。

「怒り」の正体は親の“正解と期待”
次に「視座獲得」。実は「怒り」の正体は、親側の正解と期待なんです。親である自分の中に正解や期待があるから、そこから外れた時に「なんで?」と怒りがこみあげてくるわけです。
そんな時こそ見方を変えてみましょう。子どもが自分の想像を超えてきたわけですから、「なんで?=怒り」ではなく、「そうくるか!=驚き」に置き換えてみてください。
そして「歓喜拡張」。「怒り」を「驚き」に置き換えられたら、子どもが親の想定を超えたことを喜んでください。生意気な口を聞いたら「私をここまで怒らせるようになったか、大したものだ」と考えるのもいいですね。「怒る」は相手を否定する感情ですが、「驚く」は相手を認める感情です。驚くことで子どもの成長に気付くことができて、自然と相手を認めることができます。
【沼田晶弘さんが教えるほめるより効果的な教育法】
壁の落書きもバンクシー?朗らかさが大切
最後は「朗らか最強」。僕の娘が1歳6カ月の時のことです。ふと部屋の壁を見ると、大きな落書きが…。
さあ、まずは二度見して事実を確認します。「マジックで描かれていて消えないな」。
そして、見方を変えてみる。「これも思い出だな、引っ越すときに壁紙を変えればいいか」。
次に成長を喜ぶ。「のびのびとした画風で、まるでバンクシーが来たみたい!」。こう思えれば笑顔になりますよね。それには「まあいいか」という気持ちで完璧を手放し、朗らかであることが大切です。
もちろん、落書きを繰り返さないために落ち着いた口調できちんと言い聞かせることも忘れてはいけません。
他所の子なら、「子どもなんだから想定外のことをするのは当たり前」と客観的に冷静に見ることができますが、我が子だと感情の制御がきかない。それだけ、自分の子どもには愛情と期待がたっぷりだということです。だからこそ、想定外のことが起きたときには「親を超えた」と驚き、それを喜んであげてほしいと思います。
≪講師プロフィール≫
沼田晶弘:東京学芸大学教育学部卒業後、アメリカの大学院へ。スポーツ経営学の修士課程を修了。児童の自主性、それを引き出す斬新でユニークな授業が数多くのメディアで話題となる。著書多数
※この記事は11月1日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。
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