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【駿河区・匠宿】温浴施設「ふきさらし湯」もオープン 進化を続ける匠宿の遊び方

静岡市駿河区にある体験型複合施設「駿府の工房 匠宿」。伝統工芸の体験や、焙煎したてのコーヒーを味わえるカフェがありますが、さらに日帰り温浴施設もオープンしました。

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駿府の工房 匠宿の外観
駿府の工房 匠宿(静岡市駿河区丸子)

いつも見慣れた街並みも裏道を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民も必見の裏スポットを散歩します。今回は静岡市駿河区。かつては東海道20番目の宿場町として、旅人で賑わった丸子(まりこ)周辺を散策しています。

伝統工芸の体験型複合施設「匠宿」

立ち寄ったのは、国道1号線・静清バイパスの丸子ICから車で1分、静岡市駿河区丸子にある体験型複合施設、「駿府の工房 匠宿」です。

どんな施設なのか、館長の松本宏予さんに聞いてみました。

駿府の工房 匠宿・松本宏予館長:
今いる場所は、伝統工芸の体験施設です。工房が中庭の向こう側にあります

駿府の工房 匠宿・松本宏予館長

匠宿は工芸体験・カフェ・甘味処・土産店などが入った複合施設です。

さっそく伝統工芸の体験をするため、工房へと案内してもらいました。

静岡ならではの「お茶染」を体験

工房の一つに到着すると、さまざまな工芸品がずらりと並んでいました。

大きな作品も展示されていて、迫力があります。

工房の様子

この日は、染物職人の鷲巣恭一郎さんに教えてもらいます。

鷲巣さんは意外なものを使って布を染めているそうです。

鷲巣染物店 5代目・鷲巣恭一郎さん:
お茶染めをやっています。草木染めのジャンルで天然の色素を煮だして染めるんです

鷲巣染物店 5代目・鷲巣恭一郎さん

お茶染めは、煎茶の製造工程で出る商品にならない茶葉を有効利用できないかと、鷲巣さんが考案した新しい工芸品です。

2025年の大阪・関西万博でも静岡の工芸品として紹介されました。

お茶染めをした作品

お茶染め工房では、2025年4月に弟子入りしたという森真桜さんも作業をしていました。

すてきな笑顔の職人のたまごです。

弟子・森真桜さん

実際にお茶染めをした作品を見せてもらいました。

鷲巣染物店 5代目・鷲巣恭一郎さん:
これがお茶染めした“のれん”です。白い布をお茶と鉄分でグレーに染めて、型紙を使ってチタン糊で黄色に色を入れています

自然の色が優しく柔らかい印象を生み出しています。

お茶染めした“のれん”

乾燥させたお茶の葉も見せてもらいました。ふわっとお茶のいい香りが漂います。

製造工程で出る廃棄する茶葉が原料です。

製造工程で出る廃棄する茶葉を使用

いよいよ、お茶染の体験をします。今回は、「ミニトートバッグ(3000円)」を選びました。お茶染めした布に模様を染め付けしていきます。

既存のデザインもありますが、プラス500円で自分だけのオリジナルデザインも作れるんです。

ミニトートバッグ(3000円)

まずは型紙に下絵を描いていきます。下絵が完成したら、線に沿って型紙を切り抜いていきます。

作業開始から20分、型紙が完成しました。

オリジナル型紙が完成

続いて、型紙を布の好きな場所に配置します。

そしていよいよ、チタン入りの糊を乗せて黄色く染め付けていきます。ヘラで糊を平らに広げ、型紙を外すとうっすら黄色が浮かび上がりました。

チタン入りの糊を乗せて染め付ける

鷲巣染物店 5代目・鷲巣恭一郎さん:
今から乾かして、熱をかけるときれいに黄色く色が出てきます。楽しみにしていてください

通常体験では、約10日ほどで完成品が自宅へ送られます。

後日、お茶染めの優しい色合いにオリジナルデザインが映える、世界に一つのトートバッグが届きました。

完成したオリジナルデザインのミニトートバッグ

こだわりのコーヒーとプリン

静岡の新しい工芸品・お茶染めを体験したところで、カフェへ向かうことに。

匠宿の敷地内にある「The COFFEE ROASTER(ザ コーヒーロースター)」です。

The COFFEE ROASTERの外観
The COFFEE ROASTER

店内で焙煎したこだわりのコーヒーを提供しています。

木のぬくもりを感じる落ち着いた空間で、まずはホットの「カフェラテ(650円)」を注文しました。

ラテアートもキュートです。

カフェラテ(650円)

実は、コーヒーの器も匠宿の工房で作られたもので、触り心地・持ち心地が抜群です。

続いて「ザ・プリン(650円)」がきました。

ザ・プリン(650円)

プリンの器も匠宿の職人が手がけたもので、希望すれば好みのデザインを選ぶこともできるんです。

器が選べるお店は、なかなかないので特別感があります。

希望すれば好みのデザインが選べる

ザ コーヒーロースター スタッフ・早川涼さん:
北海道産の上質な生クリームを使用しています

一口食べると、生クリームがほわんほわん、プリンも優しい甘さで素材の良さが際立っています。

ザ コーヒーロースター スタッフ・早川涼さん

さらにプリンには、富士山の天然バナジウム水と焼津産カツオ節で育ったニワトリの卵を使用しています。

素材にこだわったプリンは格別な味わいでした。

素材にこだわったプリン

■店名 駿府の工房 匠宿
■住所 静岡市駿河区丸子3240-1
■営業時間 10:00~19:00
■定休 月※祝日の場合は翌平日
■問合せ 054-256-1521

【詳しく見る】駿府の工房 匠宿のサイト

匠宿から徒歩5分! 日帰り温浴施設「ふきさらし湯」

工芸体験とカフェでゆったりとした時間を過ごした後は、匠宿から徒歩5分のところにある温浴施設へ向かいます。

2025年1月にオープンした日帰り温浴施設「ふきさらし湯」です。

ふきさらし湯の外観
ふきさらし湯(静岡市駿河区丸子)

施設内に入ると、特徴的な大きな“はり”が印象的です。

よく見ると、はりと屋根の色が全然違います。これは一体どういうことなのでしょうか。

ふきさらし湯 責任者・和田めぐみさん:
静岡市の曲金に「天神の湯」という施設があったんですが、閉館するということではりを再利用させていただきました

静岡市・曲金にあった「天神の湯」のはりを再利用

入浴料は、大人800円(土日祝は900円)・子供500円です。

41℃のお湯に浸かりながら、ふきさらしの開放的な空気を感じることができます。

天井部分は吹き抜けなので、声が受付まで届くほどの開放感。気持ちのいいお湯と景色に、心から癒やされる時間が流れます。

浴室の様子

駿府の工房 匠宿では、静岡ならではのお茶染体験、職人の手がけた器で味わうこだわりのカフェ、そして癒しの温浴施設で充実した時間を過ごすことができました。

丁寧なものづくりと丸子ののどかさに触れるぜいたくな一日を、ゆっくり満喫してみてはいかがでしょうか。

■店名 ふきさらしの湯
■住所 静岡市駿河区丸子3288-2
■営業時間 7:00〜19:00※土は~21:00
■定休 火※祝日の場合は翌平日
■問合せ 050-1721-4014

【詳しく見る】ふきさらし湯のサイト

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