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【焼津】“こうじ”で内側から ジムで外側から健康に! 二刀流の老舗「下村こうじ屋」と「下村道場」

静岡・焼津市の市役所のすぐ近くに、体の中と外から鍛えられるという場所があります。看板には「下村こうじ屋」、その隣には「下村道場」。こうじで体の中から、トレーニングで外から健康になれるというお店をリサーチしました。

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真っ白な“こうじ”が自慢の老舗

JR焼津駅から南へ徒歩15分ほど、焼津市役所のすぐ近くにそのお店はありました。

下村こうじ屋の外観
下村こうじ屋(焼津市本町)

テレビ静岡・室伏真璃アナウンサーが訪れたのは、焼津市本町にある「下村こうじ屋」です。

さっそく店内に入ると甘酒・玄米塩こうじ・生米こうじ・みそ、といった発酵食品名が次々に目に飛び込んできます。

店内を見るテレビ静岡・室伏真璃アナウンサー

こうじを使った発酵食品だけで、こんなにもたくさんの種類があることに驚きました。

中でも目を引いたのが、“酵素が活きた生みそコーナー”です。「こうじ味噌」「白みそ」「むぎ味噌」「三年物味噌」などなど、種類が豊富。

酵素が活きた生みそコーナー

一体どんな“みそ”なのか気になります。下村こうじ屋の四代目・下村明日香さんに聞いてみました。

下村こうじ屋 四代目・下村明日香さん:
うちのみそは、白いこうじと北海道産の丸大豆を使用しています。煮豆としても食べられる甘みのある大豆を使ってうま味たっぷりのみそに仕上げています

下村こうじ屋 四代目・下村明日香さん

その丸大豆は店頭でも売られていて、一粒一粒が丸々としていました。

この丸大豆に加えるのが下村こうじ屋独自の米こうじです。

北海道産の丸大豆

何より特徴的なのが、米こうじの白さです。

下村こうじ屋ではこうじ菌を通常の倍くらい使用し、真っ白に仕上げているそうです。

真っ白な自家製こうじ

白いこうじを作るためには米の蒸し方が大切だと下村さんは言います。

下村こうじ屋 四代目・下村明日香さん:
企業秘密ですが、ふかしの仕方にこだわっています

こうじ作りの作業風景

100日熟成 30年熟成の幻みそも

下村こうじ屋のみそは、北海道産の丸大豆と真っ白なこうじ、そして塩を使って木桶で仕込みます。

できあがったみそを見せてもらいました。

実際に木桶のふたを開けてもらうと、みそのよい香りが店内に広がります。

木桶造りのみそ

100日ほど熟成させたという「天然醸造 白味噌(1kg・1048円)」です。

木の桶で重さをかけることで、アミノ酸とうま味が増えた栄養価の高いみそに仕上がるそうです。

天然醸造 白味噌(1kg・1048円)

この白みそと3年熟成させたみそをブレンドして作ったみそ汁を特別に試食させてもらいました。

テレビ静岡・室伏真璃アナウンサー:
おいしいです。いろいろなうま味を感じます

3年熟成みその深みが加わることで、よりおいしいみそ汁になるんです。

白みそと3年熟成させたみそをブレンドして作ったみそ汁

熟成すればするほどおいしくなり、栄養も増すといいます。

天然醸造 熟成三年味噌(1kg・1339円)」は熟成されることで、色も茶色から黒っぽく変わっているのが分かります。

天然醸造 熟成三年味噌(1kg・1339円)

店には驚くべきお宝みそも保管されていました。

なんと、30年熟成させたというみそです。実際に見せてもらいました。

テレビ静岡・室伏真璃アナ:
色もそうですが、香りが全然違います

香りをかぐテレビ静岡・室伏真璃アナウンサー

下村こうじ屋 四代目・下村明日香さん:
30年前に家を建て替えた際に作った白みそを、そのまま熟成させ続けてきたものです

記念のみそで、ほぼ非売品という幻の逸品です。

100年近くかかってたどり着いた 発酵漬物“金山寺”

店のもう一つの看板商品が、発酵漬物の「金山寺(小パック・421円)」です。

麦こうじ・炒大豆・ナス・ショウガが入っています。

100年近くかかってたどり着いたという味、老舗こだわりの金山寺で、野菜の栄養素もおいしさも全部詰まった逸品に仕上がっています。

金山寺(小パック・421円)

シンプルにご飯の上に乗せて味わってみました。

テレビ静岡・室伏真璃アナ:
甘みと、いろいろな食材のうま味を感じておいしいです

金山寺をご飯にのせて味わう

金山寺はそのまま食べてもおいしいですが、料理にも使える万能調味料なんです。

下村こうじ屋では、金山寺を使ったレシピも提案しています。

ナスとピーマンと鶏モモ肉を、金山寺だけで炒めた「鶏肉と野菜の金山寺炒め」は、シンプルながら深い味わいが楽しめます。

鶏肉と野菜の金山寺炒め

このレシピを考案したのは、四代目の明日香さん。なんと、発酵食品ソムリエの資格を持っているんです。

その資格を生かし、焼津市内で発酵食品を使った料理教室も開催し、体の内側から健康になれるレシピを提案しています。

発酵食品を使った料理「焼津市内で発酵食品を使った料理教室も開催」

隣接するトレーニングジム「下村道場」

体の内側が整ったところで、今度は外側を鍛えます。

下村こうじ屋の隣にあるのが、「下村道場」です。

こうじ屋のすぐ隣にある「下村道場」

下村こうじ屋 四代目・下村明日香さん:
父が昔からスポーツジムを経営しているんです

外から健康になってもらいたいという思いから、長年スポーツジムを運営しているんです

下村道場の外観
下村道場(焼津市本町)

一般健康体力コース・スポーツ向上コース・小中高学生コースといったさまざまなコースが用意されています。

最近は、小学生からシニア層、また女性の利用者も増えてきているということで、室伏アナウンサーも実際に体験してみました。                            

女性に人気のウエスト引き締めマシン

中に入ると、たくさんのマシンが並んでいます。

まずは、その中でも女性に1番人気だというマシンを試してみることにしました。

下村道場内の様子

下村こうじ屋の三代目・下村光彦さんが、マンツーマンで、利用者の目的に合わせたトレーニングを指導してくれます。

下村こうじ屋 三代目・下村光彦さん:
ウエストを引き締めます。スポーツで言うと骨盤の柔軟性を強化して、骨盤のねじりをアップするマシンです

左)テレビ静岡・室伏真璃アナウンサー 右)下村こうじ屋 三代目・下村光彦さん

息を吐きながら体をねじって、力を入れたままストレッチします。体幹トレーニングになるので、頭の位置は変えず、軸を整えて真っすぐ保つのがポイントです。

体は真っすぐに保ちながら、骨盤だけをねじることで、効果的にウエストを引き締められるんです。

動きはシンプルですが、見た目以上にハードなトレーニングです。

ウエスト引き締めのトレーニングをする室伏アナウンサー

腹筋マシンでさらにハードトレーニング

次に紹介してくれたのは、腹筋と肩を鍛えるマシンです。

下村こうじ屋 三代目・下村光彦さん:
両手を上にあげて、バーの持ちやすいところを持って、腕と腹筋の力で足に向かってバーを下ろしてください

日本に1台しかない腹筋や肩を鍛えるマシン

自分一人ではなかなかできない負荷をかけられるのが、このマシンの特徴です。かなりハードなトレーニングです。

テレビ静岡・室伏真璃アナウンサー:
この後ロケがあるんですけど、大丈夫かな

苦戦しながらも頑張る室伏アナウンサー 指導する下村光彦さん

この他にも10倍の重力を体感できるロッククライミングマシンなどがあり、老若男女を問わず楽しみながら体を鍛えることができるスポーツジムでした。

トレーニング後は米こうじの甘酒で栄養補給

トレーニングの後は、栄養補給が欠かせません。

下村こうじ屋では、アルコール0%で米こうじだけの「甘酒(313円)」を販売しています。

こうじの自然な甘みが体に染み渡り、トレーニング後の疲れた体を癒してくれます。

こうじで体の中から健康に、そしてトレーニングで外から健康に。下村こうじ屋と下村道場は、まさに体の内側と外側の両方から健康をサポートしてくれる、ユニークなお店でした。

■店名 下村こうじ屋
■住所 静岡県焼津市本町2丁目15-6
■営業時間 9:00~17:00
■定休 日・祝・土午後
■問合せ 054-628-5310

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