揚げ茄子(1628円)
食べる

【焼津・八助】ナス一本まるっと 石臼挽き自家製粉そばと揚げナスの「ぶっかけそば」

「江戸そば 八助」は、2017年にオープンした静岡・焼津市のそば店。石臼挽き自家製粉のそばと、手間暇かけて作る江戸前のつゆが絶品です。 自慢の逸品は、ナスを丸ごと1本使ったぜいたくなぶっかけそばです。

【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ

石臼挽き自家製粉のそばが自慢

焼津市柳新屋にある「江戸そば 八助(やすけ)」。

シンプルな店構えで、オレンジと紺色ののれんが目印です。

江戸そば八助の外観
江戸そば 八助(焼津市柳新屋)

東京の名店で修業をした店主が、2017年にオープンしてから8年。

石臼挽き自家製粉のそばと、コクが際立つ江戸前のつゆで多くのそば好きをうならせています。

黒を基調とした店内は、テーブル席とお座敷席があり落ち着いた雰囲気。

店内の様子

天せいろ(2068円)」は、人気の定番メニューです。

数種類の天ぷらがセットになったボリュームある逸品です。

天せいろ(2068円)

夏にぴったり! 揚げナスが乗ったぶっかけそば

自慢のメニューは「揚げ茄子(1628円)」。

白髪ネギ、ミョウガ、大葉といった薬味をたっぷり盛り付けた冷たいぶっかけそば。

今が旬の身が詰まったナスを素揚げして1本分をまるまるトッピングしています。

揚げ茄子(1628円)

つゆがかかっているので、まずはそのまま、そばから味わってみてください。

のど越しがよく、歯ごたえもしっかり感じます。

八助 店主・渡邊晃匡さん:
コシもあり、弾力もあってバランスがとれたそばだと思います

江戸そば 八助 店主・渡邊晃匡さん

こだわりのそばは格別。使用しているのは茨城県産の「常陸秋そば」です 。

八助・渡邊晃匡さん:
丸抜きといって、そば殻を剥いた緑の身の状態で仕入れ、石臼を使って直火製粉しています。香りと食感と色味、すべてのバランスが一番整ったそばだと思っています

常陸秋そばの丸抜き

そばは挽き方も大事なポイント。

きめ細かなそば粉と粗目に挽いたそば粉をブレンドすることで、コシの強さが格段にアップするんです。

挽き方を変えた2種類のそば粉をブレンド

“かえし”を1カ月寝かせた本格つゆ

つゆは、キレがあって飲みやすい味わい。

八助・渡邊晃匡さん:
だしにはサバ節、宗田節、本枯節の3種類を使用しています。みりんと砂糖としょうゆで溶いた“かえし”を1カ月寝かせて味に丸みをつけ、だしと合わせています

1ヵ月寝かせて味に丸みをつけたかえし

手間暇かけてつくられた本格的なつゆです。

ナスは1本丸ごと使用

ナスは香りが良く、中のやわらかいところと皮の歯ごたえがたまりません。

丸ごと1本使っているので、食べ応えもあります。

絶妙な火加減で調理された揚げナス

八助・渡邊晃匡さん:
ナスにしっかり油が染み込むように調理しています。揚げすぎて皮が固くなったり、しなっとした感じにならないように適度な火加減を意識しています。油を含んでいるので、かめばかむほど味わいがじわっと染み出てくると思います

つゆを吸ったナスの味わいは絶品です。

油の温度や揚げ時間を調整してナスを揚げている

そして、たっぷり乗った薬味もいいアクセントになっています。

白髪ネギのシャキシャキ感にミョウガと大葉も合わさり、香りも爽やかで熱い夏にぴったり。

白髪ネギ・ミョウガ・大葉などの薬味がたっぷり

ノリやゴマの風味も感じ、奥深い味わいが楽しめる一杯でした。

石臼挽き自家製粉のそばとコクが際立つ江戸前のつゆは、そば好きにはたまりません。店主のこだわりが光る、本格江戸そばを焼津で味わうことができました。

■店名 江戸そば 八助
■住所 静岡県焼津市柳新屋601-3
■営業時間 11:00~15:00 17:00~21:00
■定休 水、火(ディナー)
■問合せ 054-637-9240
■駐車場 18台

※この記事は2025年8月23日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。

【もっと見る! 焼津で食べるそば】

アバター画像
毎週土曜夕方6時30分から放送中!静岡県内で話題となっているグルメ情報を番組出演者たちが徹底調査。「食」をキーワードに県内の魅力あふれる情報をお届けするグルメバラエティ番組です。