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静岡・焼津市に、ブルーベリーを思う存分楽しめる農園「ブルーベリーガーデンやいづ」があります。食べ放題や詰め放題だけでなくカフェも併設されていて、冷たいブルーベリーの飲み物が夏にぴったり。そしてオーナーはなぜか神社の宮司なのです。
【画像】記事に掲載していないカフェメニューの画像も! この記事のギャラリーページへ850本も! 50種のブルーベリーを楽しめる農園

焼津市の国道150号線近く、静浜基地より少し北の住宅や田んぼが広がる一帯にある「ブルーベリーガーデンやいづ」。4年前にオープンした比較的新しい農園です。
青い網がかかった広い敷地内には、均等にたくさんのブルーベリーの木が並べられています。
ブルーベリーガーデンやいづの澁谷洋之さんが案内してくれました。

ブルーベリーガーデンやいづ・澁谷洋之さん:
全部で850本、50品種あります
6月の上旬から8月末まで、順に旬が入れ替わって実るように、多種多様なブルーベリーの品種を選んでいます。
国産のブルーベリーからアメリカやニュージーランド生まれの品種まで、さまざまな国の実を食べ比べできるのがこの農園の大きな魅力です。

“氷入りバケツ”で冷やして90分食べ放題プラン
澁谷さんがおすすめしてくれたのは、ちょうど6月頃に旬を迎える「クーパー」という日本の品種。
摘み取ったブルーベリーは、用意された氷入りのバケツで冷やすことができます。

ブルーベリーガーデンやいづ・澁谷さん:
取ったのを氷のバケツに入れてください。日が当たって実が結構あたたかくなってしまうので、冷やして食べた方がおいしいです
取り方は簡単、つまめば簡単に木から離れます。
冷やしたブルーベリーは、爽やかな甘みと少しの酸味が口いっぱいに広がりました。

続いて「ブルーレイ」という品種も味わってみると、すごく甘い!
素人目には見た目では見分けがつきませんが、「味が全く違うのでわかります」と澁谷さん。
クーパーと比べると甘みが強く、同じブルーベリーでも品種によって味わいが全く異なることが分かります。

さらに、アメリカのニュージャージー生まれ、「デューク」という品種も食べてみました。これはさらに個性的で、香りが特に高いのが特徴です。
にむらあつとリポーター:
全然違いますね。デュークは香りが香水のよう。このデュークの香りの香水が欲しい。そのぐらい香り高い
見た目は似ていても、味や香りは品種によってさまざま。食べ比べできるのが面白いですね。

ブルーベリーガーデンやいづでは、90分食べ放題が基本プランです。中学生以上2000円、小学生は1500円です。
暑い日にはパックに詰め放題プラン
食べ放題プランだけではありません。
ブルーベリーガーデンやいづ・澁谷さん:
パックに詰め放題のプランもあります。自分で好きな品種を摘んで、ふたが閉まるまで入れていいというシステムです
夏の暑い日に長時間外にいるのが大変な方には、さっと詰めて家で冷やしてゆっくり食べられる詰め放題プランが人気だそうです。特に年配の方に選ばれているとのこと。

パックの詰め放題は小学生以上1500円。210gパック1個か、100gパック2個が選べます。
併設カフェでブルーベリースイーツも堪能
次に農園併設のカフェに行ってみました。ブルーベリーガーデンやいづはカフェメニューも豊富で、カフェだけでも十分楽しめるスポットです。

・ブルーベリーソーダ 600円
・ブルーベリージュース 600円
・ブルーベリーパフェ 800円
・ブルーベリーアイスクリーム 500円
・ブルーベリーゼリー(土日祝のみ) 500円 など
他にもメニューはありますが、ブルーベリーが入った「ヨーグルトスムージー(700円)」を飲んでみました。
暑い日だったので、冷えたスムージーは最高!

澁谷さんがDIYで作ったというテラス席で、日陰に入って休憩できます。
渋谷さんは庭いじりやDIYが好きだったそうで、その才能を組み合わせたら、ブルーベリー農園が完成してしまったそうです。すごいですね。

ブルーベリーを選んだ意外な理由は「宮司」の仕事
ただ、澁谷さんの本職は別にあります。「こちらへ」と案内されたのは神社。
実は澁谷さんは1000年以上続く、ここ「大井八幡宮」の宮司を務めているのです。

ブルーベリーガーデンやいづ・澁谷さん:
神社の行事は、秋のお祭りだとか、年末年始のお祭りだとか、比較的下半期に多くなっていますので、夏とれるブルーベリーを選びました
もう1つブルーベリーを選んだ理由は、まだそんなに普及していないということ。ライバルがあまり多くなかったからだそうです。
ブルーベリーガーデンやいづ・澁谷さん:
マグロ丼を食べに遠くから焼津に来て、デザート代わりに寄ってくれるお客さんもいるんです。食という意味で、幅が広がるお手伝いができればと思ってます

宮司という仕事をしながらも、趣味の園芸やDIYを生かし、さらに地域の食文化にも貢献したいという思いから生まれたのが「ブルーベリーガーデンやいづ」なのです。
ブルーベリーの旬は8月下旬頃まで続くとのことです。さまざまな品種を食べ比べたり、冷たいスムージーを楽しんだりと、夏のお出かけにはぴったりのスポット。魚で有名な焼津市で、新たな魅力になるかもしれません。
■店名 ブルーベリーガーデンやいづ
■住所 静岡県焼津市一色30
■営業時間 水木10:30〜16:30
土日祝9:30〜17:30
■定休 月・火・金
■問合せ 080-8040-9465
■料金 食べ放題:大人(中学生以上)2000円、小学生1500円
詰め放題:小学生以上 1500円(210gパック1個または100gパック2個)
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