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【島田・ホレキクッキー】2025年オープン 管理栄養士がつくる100%植物性の焼き菓子店

静岡・島田市のアピタ島田店から徒歩1分。元パティシエの管理栄養士がつくる焼き菓子店「horeki cookie(ホレキクッキー)」に行ってきました。バターや卵を使わない、100%植物性の焼き菓子です。

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民家をリノベーションした焼き菓子店

ホレキクッキーの外観
民家をリノベーションした「minna miiina」(島田市南)

JR島田駅から車で4分、アピタ島田店の西側にある住宅地に、2025年3月、焼き菓子店「horeki cookie(ホレキクッキー)」はオープンしました。

ホレキクッキーの店主・西尾芙美江さんの祖父母が大切にしていた家をリノベーションした「minna miiina(ミンナ ミーナ)」内にヘアサロンとともに入っています。

外観の店名ロゴ
焼菓子店「horeki cookie」(島田市南)

ホレキクッキーは、住宅街の細い道沿いにあります。駐車場は、徒歩2分のところにある天理教錦志分教会の庭に止めることが可能です。

(画像提供:horeki cookie)
駐車場所は天理教錦志分教会の庭へ(画像提供:horeki cookie)

元パティシエの管理栄養士が作る焼き菓子

「ホレキ」という耳慣れない店名は、西尾さんの3人の子供の名前から、一文字ずつとって組み合わせた言葉だそうです。

住宅街にある民家をリノベーション

そんな我が子のように大切なホレキクッキーは、2022年10月よりオンライン販売を始めました。

クッキー缶は、年に4回販売されますが、毎回完売する人気商品。

オンラインを中心に販売しつつ、浜松市などのマルシェに参加していました。

オンライン予約のみの人気クッキー缶

元パティシエで、現在はフリーの管理栄養士として働く店主の西尾芙美江さん。

子供の離乳食の相談にのったり、食事について講師をしたりもしています。

西尾さんは管理栄養士として約13年の経験があり、赤ちゃんから高齢者まで多くの方の食生活に関わってきました。

ホレキクッキー店主・西尾芙美江さん

そんな食と栄養の知識が豊富な西尾さんは、嗜好(しこう)品であるお菓子もできる限り体にやさしい素材を選びます。

ヴィーガン(動物性食品をとらない考え方)の人にも選択肢が増えたらと思っていました。

ホレキクッキー・西尾芙美江さん:
お菓子は心を満たす“癒し”の存在。だからこそ取り過ぎが気になる素材はなるべく控えながら、ちゃんとおいしいお菓子を作ることができたら一番いい。素材の質を大切にし、油や砂糖を必要以上に使い過ぎないよう工夫しています

100%植物性のクッキー

ホレキクッキーの焼き菓子は、動物性の原材料を一切使わない、植物性100%のお菓子です。

動物性の原材料を一切使わないお菓子

より多くの人が楽しめるお菓子を目指していて、植物性の原材料だけを使うことで、動物性食品を制限している方やアレルギーのある人も食べることができます。

また、乳・卵も使用していないので、乳・卵アレルギーの方にも安心ですね。※一部の食材は、製造ラインで乳を扱うことがあります。

中しっとり「シナモンビスケット」

シナモンビスケット(460円)」を食べてみましたが、クッキーとスコーンの間のような焼き菓子に感じました。

シナモンビスケット(1枚460円)


外側がガリっとしていて、中はしっとりした食感。甘さは控えめで、シナモンがふんわり香りました。

植物性素材でつくる「天然酵母スコーン」

植物性素材でつくるスコーン

「植物性は、なんだか物足りなさそう」。そんな先入観を、ひと口食べるだけで覆してくれるのが「天然酵母スコーン」です。

天然酵母スコーン
・プレーン 320円
・ダブルチョコ 350円
・アーモンド&チョコ 350円

口に入れた瞬間、まず感じるのはサクッと軽やかな外側の食感。

天然酵母スコーン(プレーン320円)

そのあとすぐ、内側はほろっとほどけて、しっとりとした口あたりに変わっていきます。

バターも卵も使っていないとは思えない、まろやかでコクのある風味に驚くはず。

甘さは控えめで、素材そのものの味わいが引き立つ仕上がり。

小麦粉の香ばしさや、ほんのり香る植物性オイルのやさしさが、後味まで心地よく残ります。

天然酵母スコーン ダブルチョコ 350円

「体にも心にもやさしい」をちゃんと感じられる、そんなスコーンでした。

ヴィーガンの方はもちろん、そうでない方にもぜひ一度味わってほしい一品です。

焼菓子の量り売り

「ちょっとだけ食べたい」「欲しい分だけ食べたい」そんな風に思ったことはないでしょうか。

ホレキクッキーでは、量り売りで焼き菓子を購入することも可能です。

量り売りで目指しているのは、できるだけゴミを出さない販売スタイル。今は限られた種類ですが、少しずつ量り売りを増やしていく予定とのこと。

左端の「フロランタン」が量り売りの焼き菓子

たとえばエコバッグや空き容器、タッパー、ジッパー付きの袋などを持参すれば、そのまま詰めてくれます。

ほんの小さなひと手間ですが、それが日々のゴミを減らすことにもつながりますね。

量り売り※10g~
・フロランタン 100円 

イートインは5月下旬に開始予定

ミニテーブルが2つで少人数向き

2025年5月下旬より、イートインスペースの利用開始を予定しています。

これまでテイクアウトだけだった焼き菓子たちを、店内でもゆっくりと楽しめるそうです。

奥の部屋に広いテーブルもあり

イートインスペースで提供するのは、ホレキクッキーの植物性焼き菓子と、香り豊かなハンドドリップコーヒー。

そしてもうひとつの楽しみは、西尾さんの母がブレンドするオリジナルハーブティー。

西尾さんの母はハーブの勉強をしており、季節や体調に寄り添って選んだハーブが、じんわりと心と体をほぐしてくれます。

【詳しく見る】horeki cookieのリール動画(くるみのインスタグラム)
ホレキクッキーの植物性焼き菓子と共にほっと一息

ぜひ、お気に入りの焼き菓子と一緒に、ほっと一息つきに行ってみてはいかがでしょうか。

イートインの詳細は、ホレキクッキーのインスタグラムの情報をご確認ください。

■店名 horeki cookie
■住所 静岡県島田市南2丁目13−7
■営業時間 11:00~16:00 
■定休日 不定休(詳しくはSNSに掲載)
■駐車場 あり(天理教錦志分教会の庭)

【詳しく見る】horeki cookieのインスタグラム

取材/くるみ

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静岡県西部のグルメブロガー。人と食をつなぐ地域密着型ライターを目指します。
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