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新たなキャリア教育の形?デジタル教材”人生を楽しむ余暇図鑑”を発表 静岡大学×ヤマハ

将来どんな仕事をするかを学ぶことに重点が置かれている現在のキャリア教育。この教育をより広い視野で考えてもらおうと、新たなデジタル教材が発表されました。キーワードは「余暇」です。

キャリア教育サイト「人生を楽しむ余暇図鑑」

4月16日に発表された新たなキャリア教育サイト・その名も”人生を楽しむ余暇図鑑”。

職種や仕事内容を学ぶことが多いキャリア教育ですが、このサイトでは大人の”余暇”にスポットあてています。

静岡大学が県内の高校生を対象に行った調査では、余暇の過ごし方の1位の動画鑑賞をはじめスマホ1台で完結できるものが上位を独占。

塩田真吾 准教授

このサイトは静岡大学と楽器メーカーのヤマハが共同で開発。

考案した塩田准教授は「人生を楽しむ」という視点でのキャリア教育の必要性を感じたといいます。

静岡大学・塩田真吾 准教授:
キャリア教育は、学校は「どういう仕事に就きたいか」をずっとやってきた。これからの時代は「キャリア=仕事だけでいいのか?」を学校でちゃんと扱っていかなければいけないのではないかと

サイトに掲載されているのはヤマハの社員 約100人の余暇の過ごし方。

カテゴリを選択したり、キーワードで検索したりして探すこともできます。

本谷育美アナウンサー:
サイトには舞台演劇や登山など様々な余暇が掲載されています。タップしてみると、いつから始めたのかや始めたきっかけなど、より詳しい余暇の情報を知ることができます

森隆志 副部長

それぞれの楽しみ方や社員の生い立ちなどの背景も一緒に載せることで、より一人一人を感じることができる”余暇図鑑”。

授業用のワークシートや使い方ガイドもあり、それぞれの学校で授業に役立てて欲しいと考えています。

ヤマハ研究開発統括部先進技術開発部
森隆志 副部長:
大人って結構楽しそうだなと思ってもらいたい。こんなに選べるのは結構楽しいなと感じてもらえると1つの気づきとしていいのかなと期待している

静岡大学・塩田真吾 准教授:
将来、言い方悪いが仕事はそこそこでも余暇はすごく楽しむことも当然ある。人生の選択の中で幅広い選択を持てるようなきっかけになってほしいなと

仕事だけでなく人生をどう楽しむかを考えることの大切さとその選択肢の広さを知ることができる”余暇図鑑”。

教育現場でどう活用されていくのか、今後の展開が注目されます。

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