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日本で外国人に話しかけるなら「ハロー」ではなく「こんにちは」が正解?!【テレビ寺子屋】

日米お笑いコンビのパックンマックンが、日本に来る外国人に喜ばれる話し方を伝授。開口一番は「ハロー」ではなく「こんにちは」がおすすめだそうです。その理由は?

テレビ静岡で11月10日に放送されたテレビ寺子屋では、お笑いコンビのパックンマックンが、コミュニケーションで大切な「聞き上手」になるためのコツを教えてくれました。

聞き上手になって話を引き出す

お笑いコンビ・パックンマックン:
日本人は、「コミュニケーションが苦手」と思っている人が多いように感じています。コミュニケーションの大切さ、楽しさを知り、コンプレックスを克服して「コミュニケーション上手」になっていただきたいと思います。

左)マックン(吉田眞) 右)パックン(パトリック・ハーラン)

コミュニケーション上手になるにはどうすればいいのか? もっと話し上手になるための秘訣は、「聞き上手」になることです。

「自分が話せなきゃいけない、面白いことを言わなければ」とプレッシャーを自分に与えると、ハードルが上がりなかなか動けません。でも相手のことを引き出すだけでいいのだったら、みなさんいますぐに話し上手になれます。

人は自分の話を聞いてくれる相手が一番面白いと思うんです。では、どうやって聞き上手になるのか。相手の話を引き出すために何を話し、何を質問していいかわからないという場合、「5つの質問」という訓練をしてみてください。

5つの質問で視野を広げる

例えば、誰かに出身地を聞いて「青森県」と返ってきたら、「青森に行くならいつがお勧めですか?」「青森に行ったら何を食べたらいいですか?」など5つ質問を考えてみるのです。

その際は5W1Hの「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」を意識すると質問が浮かびやすいです。

アメリカでは「7対3は黄金の比率」とよく言われます。実際に相手に7割しゃべらせて自分の話を3割に控えると、不思議なことに相手は五分五分だと感じるそうです。

自分の話をたっぷりすると気持ちよくなり、「またあの人と話したい」となるというわけです。

知らない人と話すためにどうしたらいいのか迷ったとき、「5つの質問」をちょっと訓練して実践してみれば、もっと自分の視野が広がります。

コミュニケーション力アップです。そしてせっかくですから、世界のみなさんともコミュニケーションをとっていただきたいです。

海外の人には「こんにちは」

世界のみなさんと話すと、どんなに面白いことが待ってるのかとワクワクしませんか?

しかも、近頃では海外の人としゃべる機会は増えていますよね。ぜひ話してください。でも、そう言われても外国の人に向かって開口一番、何と切り出せばいいのか。

「こんにちは」でいいんです。日本に来ている人は日本に興味があるわけですから、日本語をしゃべりたいんです。「ハロー」でももちろんいいのですが、話しかけた後に、向こうがまたさらに英語で返してきたら「どうしよう」となってしまうこともあるでしょう。ですから、できるところまで日本語でしゃべるんです。

そうしたら、相手は相手で日本人と日本語でコミュニケーションが取れて嬉しい、こっちも向こうが喜んでくれて嬉しい、というウィンウィンの関係になりますから。

そんなふうに全員がコミュニケーション上手になれば、世の中はもっと明るくなります。お伝えしたコミュニケーションのコツを生かして、より楽しい人生を送っていただければと思います。

パックンマックン:1997年、異国コンビのパイオニアとして結成。日米文化をネタにしたお笑いで人気を集める。2003年ラスベガス、07年ハリウッドで英語漫才を披露。現在メディア出演のほか講演活動にも力を注いでいる。

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