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静岡県富士宮市でステンドグラス作家として活躍するsunsetwave(サンセットウェーブ)の稲葉すみえさん。子育てが一段落したあと、作家としての第二章をスタートさせました。まずはその作品をご覧ください!
ステンドグラスは、教会や大きな施設の窓に施されている飾りというイメージしかありませんでした。
しかし、稲葉さんの作品はアクセサリーとして身につけられます。光を通すとキラキラと輝き、素敵さが増します。
筆者のお気に入りはビールのイヤリング。ビールのイヤリングなんて、なかなか思いつくものではありません。光にかざした時の優しいオレンジは、まさにビールの色でした。
自分でステンドグラスを作ってみる
このすてきなステンドグラスは購入するだけでなく、自分で作ることもできます。主に週末に開かれるワークショップで、稲葉さんに指導してもらいながら、自分だけのステンドグラスが初心者でも作れます。
所要時間は約30分~1時間。「ガラスのおうち」や「アイスのキーホルダー」など、毎回メニューが変わります。ワークショップは人気なので、事前予約がおすすめです。
どうしてステンドグラス作家に?
ステンドグラスのようにキラキラ輝いている稲葉さん。アトリエを持つのが夢で、静岡市の「ステンドグラス工房かわもと」で技術を磨きました。インストラクターの資格も取るなど、日々努力を続けています。
しかし、ステンドグラス作家になったのは子育てが一段落した40歳代の終わり頃。作家になるまでは、長い道のりだったそうです。
子供の頃から、ガラスなどの透き通ったものが好きで、ラムネのビー玉を集めたりしていました。さらにサーフィンが好きで、海に入るとき、夕日が波に反射してキラキラと輝く景色を見るのがお気に入りでした。
ステンドグラスとの出会いは、2人目の子供を妊娠中でした。ステンドグラスの教室があると知り、沼津市で初めて体験した稲葉さんは、その魅力に引き込まれました。
でもその時は、子育て真っ最中。ステンドグラスを習う月謝も時間もないとあきらめました。
子育て中だからとあきらめない
しかし、やはり好きなことにチャレンジしてみたいという思いは消えず、それどころか強くなるばかり。どうしたら実現できるかを考えた末、子供が高校を卒業して手が離れる時に作家として活動を始められるように、準備を進めることにしました。
2021年3年3月、「sunsetwave(サンセットウェーブ)」として活動をスタート。インストラクターの資格も2023年に取りました。
ステンドグラスを作っていて大変なことは、納得いくデザインに仕上げるのに何週間もかかってしまうこと。オーダー品を完成させるのに時間がかかってしまうそうです。
逆にやりがいを感じる時は、パーツが多くて難しい作品が完成し、光を入れた瞬間の輝きを見た時だそうです。
ステンドグラス作家・稲葉すみえさん:
子供が手を離れる時は必ずやってきます。子育て中だからとあきらめず、自分のために、自分の好きなこと、夢に向かって、ママが楽しく過ごしてほしい
稲葉さんの言葉に、現在子育て真っ最中の筆者も勇気づけられました。
作品を買いたい!ワークショップに参加したい!
稲葉さんの作品は富士市や富士宮市を中心に開かれるイベントで、直接を見て購入することができます。イベント情報はsunsetwaveのウェブサイトや、稲葉さんのSNSでチェックしてください。
【詳しくみる】(外部サイト)
sunsetwaveウェブサイト インスタグラム フェイスブック 作品販売アプリminne
また、作品はハンドメイド作品販売アプリでも購入できます。富士宮市から車で1時間半程の距離で、5人程度の人数が集まれば、出張ワークショップもできるそうです。