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初夏の絶景が楽しめる、静岡・袋井市の「可睡ゆりの園」。5色のユリが並ぶ丘や、黄色のユリが一面に広がる丘など、映画の撮影にも使われた絶景スポットです。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ一面に咲き誇るユリ
東名高速道路・袋井ICから車で約5分、「可睡ゆりの園」へ向かいました。
毎年、ユリの花が咲くこの時期だけオープンします。
見どころは趣深い日本庭園に、なんと言っても約3万坪の敷地に咲き誇るユリの花。袋井市自慢の初夏の風物詩です。
入園料は大人1100円、小中学生400円で、7月7日までの開園です。
「五色の丘」と呼ばれるエリアには手前から赤、黄、ピンク、白、オレンジの5色のユリが植えられています。傾斜のおかげで、それぞれの色が映えるようになっているのがポイント。
可睡ゆりの園・川村慶朝さん:
赤は遠くに置くとインパクトが薄れてしまうため、1番近くに配置しています。奥に配置したオレンジは遠くてもよくわかる色です
遠くから見て楽しむのはもちろんのこと、花壇の間に通路があるため、ユリに囲まれながら歩くこともできるんです。
ところでユリの花びらは何枚か知っていますか?
普通に数えれば6枚なのですが、そのうち3枚は「がく」で、花びらは3枚だけなのです。ユリの豆知識でした。
撮影のコツは“目線を高く”
きれいなユリの景色をカメラに収めるコツを教えてもらいました。
それは備え付けの踏み台に乗って、目線を高くすること。全ての色が一気に視界に入るので、より美しさが際立ちます。
可睡ゆりの園では、フォトコンテストを開催中です。
7月31日必着で、インスタグラムからも応募できます。
可睡ゆりの園・川村慶朝さん:
6月中旬以降は香りのあるハイブリッド種が咲き始めるので、また違った楽しみ方ができます
園内には「苗の直売所」もあり、植え方のコツなども教えてくれます。
映画の撮影にも使われた「黄色の丘」
可睡ゆりの園の魅力は五色の丘だけではありません。
もう1つの絶景ポイントが「黄色の丘」です。黄色いユリが一面に広がり、見ごたえがあります。
可睡ゆりの園・川村慶朝さん:
後半になるとピンクの花も咲き始めます。2色になって、また違った景色を楽しむことができます
またこの場所は、2023年に公開した映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の撮影地として使われていました。公開後は聖地巡礼で訪れる方も多いそうです。
映画の中では白いユリが一面に咲いていますが、実は撮影時期はまだユリがつぼみのシーズンでした。
ではどう撮影したのでしょうか?
川村さんによると白いユリを500本くらい挿して撮っていたそうです。
映画のワンシーンを再現して楽しむこともできちゃいます。
アジサイ100種以上
楽しめる花はユリの他にも。
「あじさいエリア」では、100種類以上のアジサイが咲き誇ります。
パステルカラーからビビットなものまで、さまざまな色合いが楽しめます。
青系はユリにはない色合いで、見てるだけで爽やかな気分になれます。
舌でも楽しめるユリ
園内には「食事処」もあります。
ここではなんと、ユリを見るだけでなく“食”としても楽しめるんです。
それが、「ゆりの根の天ぷらざるそばセット(1300円)」。食用のユリの根を使った、オリジナルの名物グルメです。
ホクホクと芋のような食感で、塩をかけることで甘味が引き立ちます。
目で見て、食べて、ユリを丸ごと楽しみ尽くせる「可睡ゆりの園」。7月7日までなので、お見逃しなく。
■店名 可睡ゆりの園
■住所 静岡県袋井市久能2990-1
■営業時間 9:00~17:00
■期間 7月7日まで
■問合せ 0538-43-4736
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