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初心者も本格的なサイクリング体験ができる静岡・富士市のサイクルステーション「ふじクル」。レンタルだけでなく、映像を見て走るバーチャルライドもできます。初心者でも快適にふじクルを利用する方法をご紹介します。
「ふじクル」までのアクセス
2021年、自転車を使った観光を推進する施設「富士市サイクルステーション(通称:ふじクル)」はオープンしました。市の指定管理者「BCクリエイト」が運営しています。
ふじクルへのアクセスは車か電車がおススメです。車の場合は、富士市役所前の青葉通りを東に2㎞、電車の場合は岳南電車のジヤトコ前駅から東に徒歩6分です。
ふじクル・小林和真 駅長:
駐車場は店舗前にあるので、車での来店も可能です。周辺は交通量の多いエリアなので、気をつけてお越しください
まずは自転車選び
建物に入ると、迫力のある自転車がずらり。
山道用、街乗り用の電動アシスト付き自転車「eバイク」や、本格サイクリング向けの「ロードバイク」、普段使い用の「クロスバイク」など計30台が準備されています。
こうしたスポーツバイクと一般的な自転車は何が違うのでしょうか。
ふじクル・小林和真 駅長:
違いは、スポーツバイクの方が一般的な自転車に比べて、長い距離を早く快適に走れるという点にあります。初心者でどのバイクに乗ったらいいか分からない場合でも、気軽にスタッフまでご相談ください。目的に応じた自転車を提供します
直接来てその場で借りることもできますが、電話やインターネットから事前に予約をするとスムーズです。
料金には2つのプランがあります。どちらも最初の3時間は、eバイク2000円(延長1時間ごと500円)、クロスバイク他は1000円(延長1時間ごと250円)です。
受付では身分証を提示し、名前などを記入。料金は前払いです。
最後に自転車の使い方をスタッフが説明します。鍵とヘルメットを受け取ったら出発です。
重要!バーチャルライドで練習
少し運転に不安があるという人は、出発前に2階にある「バーチャルライド」を体験してみましょう。バーチャルライドは無料で体験できます。
バーチャルライドは実写映像を見ながら室内でサイクリング体験ができる設備です。
ギアの変え方も実際の自転車と同じで、上り坂ではしっかり負荷がかかります。
国内外のべ700以上のコースが設定されています。静岡県内では、沼津の海岸沿いや、清水の久能山周辺のコースがありました。
街並みがきれいなオーストラリア・シドニーのコースを体験してみると、映像なのに臨場感があり、現地を走っているような気分が味わえました。
一方で勾配のあるところでは思うようにギアを使いこなせなかったので、公道に出る前の練習として最適な設備だと感じました。
来店時の持ち物をチェック
サイクリストのような装備は必要ありませんが、動きやすい服装と靴で来店しましょう。
受付に必要な身分証明書と利用時間に応じた予算を準備。サイクリング中は汗をかくので、飲み物やタオルをショルダーバックかリュックに入れて持っていきましょう。
ふじクルには1回100円で利用できるロッカーもあるので、邪魔な荷物は置いておけます。
1回100円のシャワー室もあるので、汗をかいたあとも安心です。
初心者におすすめのコース
ふじクル駅長の小林和真さんに、初心者おすすめのコースを教えてもらいました。
ふじクル・小林和真 駅長:
初めてロードバイクに乗る方は、駿河湾沿いに沼津港に向かうコースです。信号が少なく、平坦で走りやすい海岸線なので、初心者でも楽しくサイクリングができます。また汗を流したあとの沼津港でのランチは絶品です
【もっと詳しくみる】おすすめのコースのルート詳細(ふじクルHP)
筆者はオープン当初にeバイクをレンタルし、田子の浦港を回遊しながら生シラス丼を食べに行きましたが、想像以上に長い距離を速く快適に走れました。
ふじクルでは定期的に自転車の操作や安全な乗り方を学べるイベントも開催しています。
駅長さんは入社2年目!
大学4年生のときからふじクルで働いている小林さんは、“街と自転車が共存する社会を創りたい”という目標を掲げています。入社わずか2年で駅長に抜てきされました。
ふじクル・小林和真 駅長:
富士市は少し足を伸ばすだけで豊かな自然や食文化に触れられる良さがあります。身近にある資源や宝を発掘するイメージで、ぜひロードバイクにも挑戦してみてください。自然を駆け抜ける爽快感は最高に楽しいです
ふじクルを訪問したら、ぜひ小林さんに富士市でのサイクリングの良さを聞いてみてください。
■店名 富士市サイクルステーション(ふじクル)
■住所 静岡県富士市八代町4番30号
■営業時間 9:00〜17:00
■定休日 水 (祝日の場合は木)
■駐車場 店の前に6台
文/ 佐野美幸 撮影/山口真未
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