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徳川家康が築城した駿府城。その公園北側のお堀沿いを散策していると、「すんぷ焼き」と書かれたのぼりの小さな店を発見しました。北海道からやってきた夫婦が、地元の学生たちのアイデアを取り入れ営んでいる店でした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ学生のアイデアでペイゾン澤木から店名変更
静岡市葵区中心部にある駿府城公園。そのお堀沿いを北へ向かいます。
歴史を感じる石垣をゆっくり眺めながら進むと「すんぷ焼き」と書かれたのぼり旗が立つ店を見つけました。

すんぷ焼きとは? これは行ってみるしかありません。
店の名は「澤木屋」。夫婦で営むこの店には、ちょっとした変遷があります。
澤木屋・澤木千鶴さん:
前は「ペイゾン澤木」とていう名前でした。北海道の方に10年前いたんですけども、向こうでマンゴーの農家をやってまして。ペイゾンはフランス語で“お百姓さん”という意味です

paysan(ペイゾン =農民)という店名で静岡でも店を開いた澤木さん夫妻ですが、全然お客さんが入らない状況に。静岡の空気に「ペイゾン」が合わなかったのかもしれません。
転機は学生との出会いだったと夫の俊克さんは話します。
澤木屋・澤木俊克さん:
静岡市の事業で、店を改革しようとする学生さんがうちを変えてくれたんです
メニューに黒板を使ったり、店内外を片付けたり。統一感を持ってやることの大切さなどを教えてもらったといいます。

その時に店名もペイゾン澤木から澤木屋になりました。いろいろ断捨離してブラッシュアップして澤木屋に。
澤木屋・澤木千鶴さん:
何が店のメインかよく分かるようにしました
一番人気は肉みそのすんぷ焼き
店の看板メニューは「すんぷ焼き」。皮もあんも自家製オリジナルのお焼きです。

種類が豊富で、大判焼きのような見た目のすんぷ焼きは、冬に一番よく売れるそうです。
「抹茶あん(120円)」、「カスタードクリーム(120円)」「黒ごまクリーム(120円)」などお手頃価格ですが、一番人気は、意外なメニューでした。
澤木屋・澤木千鶴さん:
1番人気は「肉みそ」なんです。豚のひき肉を炒めて自家製のみそダレで味付けした肉あんが入っています

「すんぷ焼き 肉みそ(200円)」には「すんぷ」の焼印で入っています。ちょっと厚めで食べ応えがあるおかず系の大判焼きでした。
澤木屋・澤木千鶴さん:
皮は国産の小麦粉と国産の米粉を半々に入れ、甘さ控えめに作っています

知る人ぞ知る自家製おはぎ
さらに別のおすすめメニューも教えてもらいました。
澤木屋・澤木千鶴さん:
メニューに小さくしか書いてないんですけども、知る人ぞ知るおはぎ。これもまた自家製です。全部自家製、あんこは1年中炊いてますので

黒板のメニューには小さく「おはぎ(2個) 240円」と書かれていました。
シンプルな見た目のおはぎを手に取ると、ずっしりとした重みがあります。一口食べると、甘さ控えめながら小豆の風味がしっかりと生きていました。

なんでこんなおはぎは癒されるのでしょうか。懐かしい味でした。
北海道のマンゴー農家が、静岡で甘味処のオーナーに転身。試行錯誤を重ねながら、自家製にこだわったすんぷ焼きもおはぎも、一つひとつ丁寧に手作りされた温かみのある味わいでした。
■店名 澤木屋
■住所 静岡市葵区城内町2-1
■営業時間 平日11:30~18:30
土日祝11:00~18:00
■定休 月
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