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静岡・焼津市にある荘厳な雰囲気漂う焼津神社。1600年の歴史を持つこの神社には、焼津市の地名の由来となる興味深い物語が残されています。境内のすぐそばには意外な施設もありました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも1本裏へ入ればそこはまるで別世界、静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回は魚のまち焼津市の表通り「静岡焼津線」を漁港方面にお散歩します。
1600年の歴史を誇る焼津の守護神
焼津市の表通り「静岡焼津線」から少し入った場所に、焼津の守り神として知られる焼津神社があります。
焼津神社の創建は今から1600年前で、神話の英雄「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」を御祭神としています。
毎年8月に行われる例大祭は「東海一の荒祭」として知られ、焼津の人々が心待ちにしている行事の一つです。
境内に足を踏み入れると、荘厳な雰囲気に包まれ、歴史の重みを感じ取ることができます。
知恵と勇気と愛の物語 – 焼津の地名の由来
「焼津」という地名の由来は、日本武尊の東征伝説と深い関係がありました。
焼津神社宮司・鈴木啓央さん:
日本武尊が草むらだったこの辺りに来た時に、賊にだまされて周りから火をつけられてしまいました。火がどんどん迫ってくる中で、とっさに自分の剣を抜いて草をなぎ払って、連れていた奥さんを守りながら戦ったというお話が古事記や日本書紀に書かれています
焼かれた津(海辺)という意味の「ヤキツ」が、いつしか「焼津(ヤイヅ)」となったそうです。
この物語から、日本武尊の知恵と勇気と愛をたたえ、守護神として祭るようになったのが焼津神社の始まりだったのです。
そんな歴史を心に止めながら、参拝しました。
意外な発見! 神社のそばの相撲場
焼津神社の社殿を背に歩いていると、驚きの光景が目に飛び込んできます。
現れたのは「焼津市営相撲場」。
屋根付きの立派な相撲場があるのは、珍しい光景です。
実は、焼津市は相撲が盛んな街として知られています。
大相撲の力士、翠富士も焼津出身として有名です。
子供や女性も「相撲クラブ」に所属し、大きな大会で活躍する選手を輩出しているそうです。
1600年の時を越えて受け継がれてきた物語と相撲という伝統文化が、人々の生活に自然に溶けこんでいることも、焼津の魅力のひとつです。
■神社名 焼津神社
■住所 静岡県焼津市焼津2丁目7−2
■例大祭 毎年8月
■問合せ 054-628-2444
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