静岡市の港町・由比蒲原でサクラエビとともに水揚げされる「センハダカ」という魚をご存じですか。見た目は真っ黒でも味は絶品、センハダカの料理を食べられるすし店があります。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへJR新蒲原駅から徒歩3分の場所にある「鮨処やましち」は、創業から46年、地域のすし処として愛され続けています。
駿河湾の食材を使った握りだけでなく、茶葉とサクラエビを合わせたかき揚げなど、新メニューも開発しています。
ここでしか食べられない幻の食材を丼に
やましちの“自慢のアレ”は「ももくろ揚げ丼」。
サクラエビと「センハダカ」という深海魚をかき揚げにして、甘めのタレをかけた丼メニューです。
色が桃色と黒色なので、「ももくろ」という名前になりました。
センハダカは、サクラエビと一緒に獲れる深海魚。
かつて由比蒲原では食べられていた魚ですが、下処理に手間がかかることなどから、徐々に姿を消した幻の食材なんです。
ふっくらとした食感でクセがなく淡白な味わいのセンハダカは、サクラエビと相性抜群です。
何度も洗浄して口当たりの悪いウロコやヌメりを徹底的に取り除く下処理が大事とのこと。 このひと手間で、白身のふっくらしたおいしさを引き立たせます。
タレは、先代から引き継いだ秘伝の配合。
甘めの味付けが、センハダカ特有の苦みを緩和してくれるんです。
アイデアマンで行動力抜群の女将がつくった「ももくろ揚げ丼」。旅の記念に一度食べてみると驚くかもしれません。ちなみに、ご主人の握るお寿司も絶品です。
■店名 鮨処 やましち
■住所 静岡市清水区蒲原3-3-10
■営業時間 11:00~19:00
■定休 火
■問合せ 054-388-2339
※この記事は2024年6月15日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。
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