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大井川鉄道本線の終着駅、静岡・川根本町の千頭駅は、2022年の台風から運行休止が続いています。町に活気を取り戻したい有志が4月6日に開催した「千頭夜桜はしご酒」には約300人が来場し、限定メニューや音楽、サクラを楽しみました。
千頭駅前の賑わいに住民歓喜
千頭夜桜はしご酒とは、事前に購入した3枚入りチケットを持って千頭駅周辺の飲食店を飲み歩くイベントで、4月3日に開催されました。
1チケットにつき、1ドリンク+1フードを楽しむことができます。
中には日帰り温泉+お刺身+ビールのはしご酒セットを作ったり、サクラの生花を飲食店の各テーブルに飾ったりする店舗もあり、おもてなしの心満載で準備していました。
地元有志による演奏会
千頭駅前広場にて観客を楽しませてくれたのは、合計6団体のステージです。
赤石太鼓保存会&川根高校郷土芸能部の和太鼓演奏や、千頭神楽の披露など川根本町でしか鑑賞できない演奏もあり、千頭駅前は多くの人が集まりました。
来場者からは「こんなに賑わっているとは思わなかった。この辺ではイベントが少ないから企画してくれて嬉しい」「大人だけじゃなくて、子供も楽しめるのが良いね。また来年もやってほしい」「サクラがきれいだった」といった声が聞かれました。
運営者の思い
今回の企画は台風の影響により鉄道が休止し、それに伴い駅前商店街も閑散としてしまうことに危機感を覚えた住民達が企画しました。
「千頭駅前を考える会」の会長・中原僚介さんは、「久しぶりに千頭駅前が賑やかになって嬉しい。千頭駅前はおいしいお店がたくさんあります。ただ夜は地元の人でもお店に入りづらいと感じてしまうことがあります。今回のイベントをきっかけに、夜の千頭駅も楽しいということを伝えたいと思います」と話しました。
取材/川根本町
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