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世界を旅したオーナーが川根でコーヒー店を開いたワケ【KANATA COFFEE】

茶畑に囲まれたオープンテラスで自然に癒されながら、世界のおいしいコーヒーはいかがですか。世界中を旅したオーナーが手がける、川根本町の隠れた小さなカフェを取材しました。

オープンテラスのある小さなカフェ

KANATA COFFEE(カナタコーヒー)は、カナダ出身のローレンスさんと、妻のサオリさんの店。旅行好きで世界中を旅していた2人は川根本町に移住しました。店を開いたきっかけは「ここでコーヒー飲んだらおいしそうだな」と思ったから。

オーナーのローレンスさん

「おすすめのコーヒーは?」「甘めのコーヒーが良いならこれだよ」

気兼ねなく教えてくれて、人柄も明るい。お店の内装はなんと手づくりです!

道に出ている看板

外観は民家に溶け込んでおり、気付きづらいかもしれません。道に出ている看板を目印にすると、迷うことなく行くことができます。駐車場は2台まで止めることができます。

お店の外観

オープンテラスからは、大井川と広々とした茶畑が見られます。四季折々に景色も印象も大きく変わり、3月上旬頃からは河津桜を楽しむことができます。

テラス席の様子

店内には2席イスがあり、程よいコンパクトさと、スピーカーからの心地いい音楽でゆったりできます。

店内の様子

カナダから世界を旅して川根に

KANATA COFFEE の名前の由来は、「落ち着いた場所、村」という意味を持つアメリカの先住民の言葉「KANATA」から来ています。

(2月下旬ごろ)河津桜が咲き始めている

川根本町を「落ち着いた場所」と感じたローレンスさん夫婦。そんな川根でコミュニティーに根付いた仕事がしたいという思いも込められています。

また2人は旅行好きで海外や日本を点々としていたことから、「私たち達とコーヒー豆も“遥か彼方”から来た」という意味も込め、この言葉を選んだそうです。

棚に飾られている海外のおしゃれな瓶

コーヒーはこだわりのシングルで

その国のおいしい豆を知って楽しんでほしいと、コーヒーはブレンドではなくシングルにこだわっています。

コーヒーが好きのローレンスさんが、様々な国の質の高いコーヒー豆を自分で選びます。現在はコスタリカ、ホンジュラス、ペルー、メキシコ、などのコーヒー豆を扱っています。

アロンジェ(350円)

メニューも豊富で、コーヒーの値段は1杯350〜500円のお手頃価格です。

温かいコーヒーのメニュー

【画像】冷たいコーヒーのメニューはこちらから

ガラス瓶に入ったドリンクがかわいい!

アイスで飲み物を注文すると、ガラス瓶のコップにドリンクを入れてくれます。写真映え間違いなし、見た目もかわいいです。

テイクアウトもでき、こだわりのコーヒーを家でも堪能できます。また、「地域のコミュニティに根付いたことをしたい」という思いから、抹茶ラテ(500円)は、地域の茶園から仕入れています。

土日の週末だけ開く田舎の隠れ家カフェ。ローレンスさんがほれ込んだ「落ち着いた場所」へ。こだわりのコーヒーを味わいに、訪れてみてはいかがでしょうか。

店名KANATA COFFEE
営業日時土日祝 10:00〜17:00
場所静岡県川根本町元藤川219-3
【もっと詳しく】KANATA COFFEEのインスタグラム
ライターの大久保です。写真・映像を撮ることが趣味です。映画が好きで、夜中に見始めて気づいたら朝になってること多々あり。都内の美術学校で映像の勉強をしていました。 私が思う静岡県の好きなところを記事だけでなく、映像でも発信していきます!
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