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静岡県民のソウルフード「のっぽパン」。様々な企業とコラボし新商品が次々と誕生していますが、なんと今回は「お弁当どんどん」の“のり弁”です。漬物まで忠実に再現されていました。
直売所には約30種類
静岡県民にはおなじみの「のっぽパン」は発売から2024年で46年。
最近では天神屋の静岡おでんとコラボした「しぞ~かおでんのっぽ」や、一番亭のギョーザを入れた「あげ餃子のっぽ」など、さまざまな静岡コラボで話題となっています。
実は今回、さらなるスゴイ最新作が発売されたそうです。
テレビ静岡・小倉彩瑛アナウンサー:
おでんのインパクトも強かったですが、今回のコラボもすごいみたいです。のっぽパンの製造販売をするバンデロールに来ました
2023年10月にオープンしたバンデロールの工場直売所を訪問しました。
定番のものからチョコレート、ピーナッツ、ベーコンエッグのっぽなど、限定の味を含め約30種類ののっぽパンがあります。
コラボしたのは「お弁当どんどん」
新商品は、「お弁当どんどん」とのコラボ商品です。
タルタルをかけたのり弁をのっぽパンで表現してみたそうです。
静岡のCMでおなじみの、お弁当どんどん。その人気メニュー、のり弁をイメージして作ったという特製ののっぽパン、それが「お弁当どんどんのタルタルのり弁のっぽ(550円)」です。
白身魚のフライに、ちくわの天ぷら、きんぴらごぼうなど、ご飯以外は全てをのっぽパンに入れて、のり弁をパンで再現しました。
考案したのは「しぞ~かおでんのっぽ」など、さまざまなコラボパンを生み出してきたバンデロール取締役管理本部長の野田歩さんです。
どんどんのお弁当、ほぼそのままと言えるのっぽパンの開発経緯を聞きました。
バンデロール・野田歩 取締役管理本部長:
具材の量は弁当もパンもどちらも一緒でございます。実際に同じ材料を教えてもらい使っています
漬物まで忠実に再現されていました。初めはパンと漬物の相性を疑っていた野田さんですが、試食してもらったところ意外と合うことが判明。「いっちゃおう」と商品開発を進めたそうです。
味はのり弁そのもの
完成まで何度も試作し、再現度を高めていったという静岡コラボ。小倉アナウンサーが試食しました。
小倉アナ:
のり弁だ! のり弁だけどパンなので「どういうこと?」となります。これだけ再現度が高いってすごいですね
どんどんのお弁当も買ってきて、のっぽパンと食べ比べてみましたが、本当に“そのまんま”でした!
バンデロール・野田 取締役:
お弁当どんどんと一緒に味を確認しながら開発しました。パンなのでタルタルソースを多めにアレンジしています
「常識が覆された」と驚く弁当店
開発には、もちろんお弁当どんどんも加わり、社長、自らが積極的に監修に入ったそう。実際、話があった時どう思ったか聞いてみました。
お弁当どんどん・三島徹平 社長:
静岡のソウルフードのコラボということでおもしろいアイデアだと思ったんですが、のり弁をパンにのせることが全く想像がつかなくて。どうなるの?と思ったのが最初の印象でした
完成した時の、三島社長の最初の感想は「うまっ!」。もしかしたらご飯よりもパンの方が合うんじゃないかというぐらい、常識が覆されたそうです。
あのキリンの原画
クリームパンにはじまり46年。その進化はのり弁まで到達しました。今回、その開発現場で貴重なものを見せてもらいました。
案内されたのは工場内にある野田さんのデスクです。多くのコラボ商品が生み出された空間に、見覚えのあるキリンのデザインがありました。
のっぽパン発売当時の原画のデザインです。絵や文字は当時と変わっていません。基本のデザインは変えずに帽子をかぶらせるなど、進化させているようです。
これまでに生み出されたのっぽパンは約200種類以上にも及びます。
のっぽパンに深く関わってきた開発者・野田さんが選ぶ、 歴代No.1のっぽパンを教えてもらいました。
バンデロール・野田さん:
あまり売れなかったという点で印象に残っているのは「わさびのっぽ」ですね。わさびのソフトクリーム味で、静岡つながりでおもしろいかなと思ったんですけど
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「残念な結果でしたが、それもいい思い出」と話してくれた野田さん。次回作にも期待です!
■店名 バンデロール工場直売所
■住所 静岡県沼津市西島町20-2
■営業時間 11:00~17:00 ※日曜は販売状況により15:00頃に閉店する場合あり
■定休 月 ※2024年5月より火に変更となります
■問合せ 055-934-2800
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