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【駿河区・串焼酒場たいこう】「変態カレー」がある居酒屋 どう変態なのか調査

JR静岡駅の近くにあるちょっと不思議な居酒屋。そこは隠れ家的なお店で、看板には「変態カレー」の文字が。どんなメニューが出てくるのでしょうか。

見つからない店

ウワサの店はJR静岡駅南口にある「串焼酒場たいこう」という居酒屋です。静岡駅からたった1、2分の距離。

静岡駅南銀座商店街にある清見そばの交差点から、西に少し向かったところにお店があるようですが、なかなか見つかりません!

スマホの地図を頼りに現地へと向かってはみたものの、お店が見つからず。

住所の場所にあったのはマンション。ですが看板に「たいこう」の文字は見当りません。

通りかかった人に聞いてみました。

通行人:
そこですね、たいこうさん。建物を入っていった真ん中ぐらい

マンションの1階を入って行くと、見つけました「串焼酒場 たいこう」。「変態カレーもあるよ~!!」と入口に書いてます。

静岡駅南銀座にあるマンション「コーポマックス」の1階は、数店舗が軒を並べる飲食店街でした。うわさの店は、ここで10年以上営業をしているそうです。

ランチ前の仕込みの時間にお邪魔して、話を聞くことになりました。

串焼酒場たいこう・岩﨑裕介さん:
着くまでに3周くらい周辺を回った人もいます

でしょうね! 

右)串焼酒場たいこう・岩﨑裕介さん

「スペシャル変態カレー」の鶏天

ところで本題です。入口にも書かれていた変態カレーとは、どんなカレーなのでしょうか。

ちょうど仕込み中だという変態カレーを見せてもらうと、おうちカレーのような、家庭的なカレーの色です。

変態なるゆえんは食べてみるとすぐわかると言うので、とにかく食べることにしました。

たいこう・岩﨑さん:
お待たせしました。「変態SP(スペシャル)カレー(1000円)」です

小倉アナ:
ありがとうございます。いい香りでおいしそう、具だくさん。何がのってるんだろう?

真ん中にある存在感たっぷりなのは鶏の天ぷらです。珍しいですね!

たいこうは鶏天丼も人気。試しにカレーにのせてみたら、おいしかったそうです。

店主の岩崎さんがおいしいと思うものを詰め込んだのが変態カレー。オリジナリティあふれる特製カレーなんです。

“変態”の理由はスパイス

でも、鶏天は「変態」とは関係ありません。

一口食べてみると、今まで食べたことのないような味が。スパイスがすごく効いています。

岩﨑さんによると16種ほどのスパイスが入っていて、あるスパイスを他のスパイスよりも多くしているそうです。

何のスパイスが多めなのかはヒミツ!

野菜・果物に加え、あるスパイスだけを極端に多くし、クセの強いカレーに仕上げたそうです。

居酒屋らしい隠し味も

コクを増すために入れる、隠し味もなかなかクセがあるそう。

たいこう・岩﨑さん:
一番苦労したのはコクを出すにはどうしたらいいかで、焼き鳥のタレが入ってますね。あとウナギのタレが少しずつ入ってます

コンセプトはどこでも食べられるカレーではなく、ここでしか食べられないクセのある特別な一杯。

変態カレーと名付けた理由もそこに関係してくるんです。

たいこう・岩﨑さん:
毎回夜にカレーだけを食べに来るおじさんがいまして、毎週食べないと生きていけないから、お前の作ったカレーは変態カレーだと言われたのが発祥です

お客さんを“とりこ”にしたことから名付けられた「変態カレー」。

元々はお店のサブメニューだったのが、「変態カレー」の名前がついてから注文が格段に増えたそうです。

他にも変な名前のメニュー

ちなみにお客さんの声から名前がついたメニューは他にもあり、「アントニオ」はアントニオ猪木とエノキをかけたダジャレメニュー。

ブランデーをジンジャーで割った「ブラジャー」なんてドリンクもあります。

たいこう・岩﨑さん:
店が狭いので話をみんなに振ると面白いこと言ってくれるので、それを採用しています

常連さんに支えられていますね。

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ここでしか食べられないオリジナルなカレーを提供している居酒屋たいこう。ランチも夜営業もやっている、静岡駅からも近い穴場スポットでした。

■店名 串焼酒場たいこう
■住所 静岡市駿河区南町2-23
■営業時間 12:00~13:00
      18:00~24:00
■定休 日

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