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「いらっしゃい!」の声で明るくお出迎え。カウンターで飲んでいると、隣の客やスタッフとの会話が生まれ、ふらっとのつもりが3時間。つい時を忘れてしまう居酒屋「さくら」の魅力を紹介します。
夫婦で営む居酒屋
JR静岡駅から徒歩12分、両替町ビル7階にある「喰処 さくら」は夫婦が経営する居酒屋です。
のれんをくぐると座敷とカウンター席があり、アットホームな空間が広がります。
席に着くと、手書きの箸袋がまず目に付きます。
文字は店主の妻が書いていて、「話の種になるように」と5年ほど前から始めたそうです。
今回は「酪梨」=アボカドでした。読めましたか? 何度か筆者も訪れていますが、毎回見たことのない漢字に驚くばかりです!
お店に来たら注文必須!「するがシャトロ」
必ず注文してほしいのが、見た目もボリューミーで存在感のある「するがシャトロ(550円)」です。
油揚げを裏返しにし、その中に山芋とワサビ漬けを入れて揚げています。
外はカリッとしていて箸を入れると中から山芋がとろ~り、あふれ出てきます。
食材そのもののうまみが詰まったカリッとろ食感! ぜひ味わって欲しい逸品です。
家庭的な味わい「里芋の唐揚げ」
筆者が個人的にオススメしたいのは「里芋の唐揚(550円)」。里芋に下味を付けて片栗粉をまぶして揚げています。
柔らかくやさしい味わいで、一度口に運んだら止まらなくなります。ビールのお供にピッタリですよ!
しめに「もちカレー」はいかが?
お皿一面にのったお餅と少しピリ辛なカレーは胃袋にガツンとくる一品。
天井まで伸びそうな、やわらかいお餅は食べたら癖になります。
ぜひお腹に余裕がある方は、もちカレーをお試しあれ!
食べるのがもったいないケーキ
お皿にのったクマちゃんは、実はデザートなんです。
見た目もかわいらしいケーキは、沼津にある「くるくる」と言うスイーツ店から取り寄せています。
外はチョコレート、中はムースを固めて作られた商品で、フォークを入れるのがもったいないほど完成度が高いです。
1ケース2個入りで1000円。
様々な形のケーキがあるので、気になる方はぜひショーケースをのぞいてみて下さい。
オープンから四半世紀!
「目標マイナス10キロ」と書かれたTシャツを着ていた、ユーモアあふれる店主の朝比奈正邦さん。
1999年に店をオープンし、25年以上、現在の場所でお店を続けています。毎回お店を訪れるとお客さんと朝比奈さん夫婦で和気あいあいと会話を楽しんでいる様子が印象的。
常連客が来店した際は「いらしゃいませ」ではなく「おかえり~!」と出迎えていて、お客さんとの距離が近いのも魅力の一つです。
個人的には、朝比奈さん夫婦と話していると感じる温かさ、あの感覚が大好きです。そう感じている常連客も多いのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも魅力あふれる居酒屋「さくら」ののれんをくぐってみて下さい。
■店名 喰処 さくら
■住所 静岡市葵区両替町2丁目7−10 両替町ビル7
■営業時間 17:30~23:00
■定休 日・月
■駐車場 なし
取材/食べもぐ
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