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静岡市の中心部、呉服町にあるちょっと変わったベンチ。しかも1つではなく、あちこちにあります。説明書きもなく、なんのデザインかすごく気になる。その正体を探ると、ちゃんとしたテーマがありました。
まずは全てのベンチの形を調査
多くの人が行き交う静岡市・呉服町通りに置かれた石製のベンチ。
何やら芸術性を感じますが、説明書きなどは一切ありません。
にむらあつとリポーター:
実はこういうモニュメントがこの呉服町にはいくつもあるということで、これが一体何なのかを調査したいと思います
呉服町通りに大量にあるらしい石製のベンチを、まずは全て調査してみることにしました!
にむらリポーター:
この特殊さ・・・アートなのか、球体が進化していくようなデザインです
タイトルなども記載されていないため、にむらリポーターの感性で勝手に命名させていただきます!
にむらリポーター:
こちらのベンチは「バボちゃん進化論」。バボちゃんがどんどん大人になっていく感じです
たしかにシルエットは、バレーボールのキャラクター・バボちゃんに似ている。
続いて、大きなパチンコ玉のような球体があるベンチです。
にむらリポーター:
台になるような平べったい石に対しての形なので「ひとまずこれで支えておきますね」にしましょう
静岡伊勢丹前でも石製ベンチを発見。これは何がモチーフなのか命名に苦戦しそうなデザインです!
にむらリポーター:
「使用前・使用後」です。芸術に答えはないですから、みなさんが感じ取ったものがすべて正解です
赤っぽい色が付いている方が使用前ですね、きっと。
どんどん見ていきましょう。
「これは僕のドーナツ」、子供の熱いドーナツに対する思いが込められた作品だそうです。
「ベーコンベーグル」ちょっと色違いの石で挟み込むようなデザイン。
よく見ると、今まで見た中で一番おいしそうです。
男の子がうっすら幸せそうな表情を浮かべるベンチは、まねをしてみると名前を思い付きました。
「思ったより突き刺さってきます」。
にむらリポーター:
みなさんぜひ、またいでみてください。そうすると男の子と同じ表情になります
※全て勝手な命名です。あたたかい目でご覧下さい。
江戸文化に関係あり?
ベンチだけではなく、同じ材質でできた別のモニュメントもありました。
東海道五十三次の浮世絵が描かれたものです。
江戸文化がモチーフになっているのでしょうか。
青葉シンボルロードの手前でデザインに関する重要な手がかりを発見、浮世絵に描かれるような和美人のベンチがありました。
そして決定的なデザインのベンチを発見しました。
にむらリポーター:
ものすごいシンプル。これは本当にわかりやすくて「かんざし」ですよね
謎がほぼほぼ解明
さあそれでは正解を教えてもらいましょう。
呉服町名店街の綱島由恵理事長に聞いたところ、石製ベンチは1996年に完成しました。
ベンチのデザインは江戸時代の生活道具がモチーフになっているとのこと!
かんざしや計量器具、運搬などに使われた天秤棒、さらに日本古来のベンチともいえる縁台などがモチーフなんだそうです。
ただ、謎の子供のベンチだけは、最後まで綱島理事長も何かわからなかったそうです。
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