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静岡市駿河区にある「駄菓子屋 Peco」は、子供の頃から駄菓子店をやるのが夢だった店主が、夢をかなえて開店しました。なつかしいお菓子に再会でき、子供にいま人気の商品も教えてもらいました。
表通りでも一本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。静岡市南部を横断する主要道路「南幹線」を散歩します。
なつかしいお菓子との再会
立ち寄ったのはレトロな雰囲気がただよう「駄菓子屋 Peco(ぺこ)」。
店の前にはワンコがいました。店主の増井由美子さんと、看板犬のウィルがお出迎えしてくれます。
子供の頃は毎日駄菓子屋に通っていたという人もいるのでは。
懐かしいお菓子がたくさんありました。
吸うタイプの細長いゼリー(30円)。
ポテトフライ(40円)もずっと昔からありますよね。
値札には「大好き!」「これこれ」などと書かれていました。
そして覚えている人も多いのではないでしょうか、すっぱおいしい「すもも漬け」。現在は50円になっていました。駄菓子屋にも値上げの波が来ているそうです。
おもちゃ系も覚えていますか?
ワクワクあの頃に戻れるのも駄菓子屋さんのいいところ。駄菓子だけでなくおもちゃ系もありました。
Peco・増井由美子さん:
人気なのは指輪ですね。子供が付けたり、多いのはお母さんにプレゼントする子がいるんですよ
指輪はケースも付いて110円。子供の優しい思いにぐっときます!
覚えていますか「ポリバルーン(50円)」。ストローの先に付けて膨らませると、割れにくい風船ができるんですよね。
「カタヌキ」にチャレンジ
「カタヌキ(1枚20円)」をやったことはありますか。 増井さんによるとラムネの材料でできてるそうで、針でツンツンして形を壊さないように型抜きする遊びです。
難易度の高い型を上手に抜くことができれば、最高で50円の買い物券と交換してくれます。
型は選べませんが、難しいコースと簡単コースがあるので、自信がある人は難しいコースを選んで50円にチャレンジしてみてください。
チャレンジしてみるとこれが意外と難しい! すぐに割れてしまいました。
失敗作は食べましょう。ニッキのような味がするそうです。
子供たちは買ったものを店の隣にあるテーブルや近くの公園に行って食べて、遊んでお菓子なくなるとまた戻ってくるそうです。
いま人気なのはサッカースクラッチ
いま子供たちに人気の商品もチェックしておきましょう。お菓子とスクラッチがセットになった「サッカースクラッチ(15円)」です。
Peco・増井由美子さん:
中に対戦表みたいな紙が入ってるんですよ。イタリアかスペインかブラジルと対戦します。ブラジルに勝つと100円なんです。スペインに勝つと50円。イタリアに勝つと20円、同点だったらもう一個もらえます
対戦相手とそれぞれの得点欄がスクラッチで削れるようになっています。
削りながら盛り上がる子供たちの歓声が、聞こえてくるそうです。
駄菓子店は子供の時からの夢
Pecoは昔からあるのかと思いきや、2010年にオープンした駄菓子店です。
なぜ駄菓子店を始めたのかと思えば、増井さんの子供の時からの夢だったそうです。
Peco・増井由美子さん:
その前は仕事をずっとしていて定年退職したら駄菓子屋をやろうかと思ってたんですが、主人の両親の介護などあって仕事も辞めてしまいました。その後、介護がひと段落して自分の時間ができて、さあどうしようかなと思った時に、もう駄菓子屋やっちゃえと!
最初は一坪ほどの小さなお店でしたが、次第に近所の子供たちが集まるようになり、近頃は子供を連れて親子二代にわたって来てくれるお客さんもちらほら。
夢をかなえて2023年で14年目となったそうです。
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■店名 駄菓子屋Peco
■住所 静岡市駿河区宮本町 7-20
■営業時間 15:30~17:30 ※不定期で変更あり
■定休 木・日
■駐車場 1台あり
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