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富士山の見えるまちに、本場広島から移住したお好み焼き店の夫婦。店内はカープカラーの赤で熱気に包まれ、食材も広島から取り寄せるこだわりです。
本場広島お好み焼きを味わえるお店
広島市にある広島お好み焼きの聖地「お好み村」で、創業30年の歴史を持つ「久ちゃん(きゅうちゃん)」。2021年3月に静岡・富士市に移転し柚木に店を構えています。
店に入ると赤いシャツを着たオーナー夫婦がお出迎え。広島のシンボル「広島カープ」のユニフォームが飾られており、お好み焼きの蒸気と赤色が多い店内に、熱気を感じます。
「広島お好み焼き」ってどんなもの?
キャベツともやしをたっぷり乗せて蒸し焼きにした、広島お好み焼き。野菜の甘みを十分に感じることができるヘルシーなところが特徴です。
さらに久ちゃんでは広島の地元の食材にこだわり、麺はもちろんネギや牡蠣なども広島から取り寄せているそうです。まさに本場の広島お好み焼きが食べられるお店です。
富士市に移転を決めたきっかけ
広島県三好市に生まれ、60歳を迎えるオーナーの井石泰治さんが富士市にこの店を構えたのは2021年3月。
コロナ禍において客足が一気に途絶えた広島の観光地“お好み村”でしたが、そんな時に娘の富士市への転居が決まったそうです。
娘に会いに富士市に来た冬のある日「富士山がめちゃくちゃキレイだったんです!」と笑顔で話してくれた井石さん。もともと娘の近くに住みたいと考えていた妻の和子さんとも意見が合い移住を決断。
2021年12月には待望の初孫にも恵まれ、「毎週、孫に会いに行くことが楽しみで仕方ない」とデレデレのおじいちゃんの顔に変わりました。
いつまでも、末永く
オープンしてからこれまで多くのお客さんで賑わってきた久ちゃん。オーナーの井石さんは「富士宮やきそばとは全く違う本場広島お好み焼を、富士市にお住まいのたくさんの方々に食べてもらいたいです」と話してくれました。
創業者である父・九一さんの気持ちを受け継ぎ、店名「久ちゃん」の由来にもなったという“幾久しく続くように”という思いを、富士山の麓でかなえていってくれることでしょう。
店名 | 久ちゃん |
住所 | 富士市柚木338-12 |
電話 | 0545-87-0545 |
営業 | 11:00~14:00 17:00~22:00 |
定休日 | 火 |
(文・画像/ふじ応援部 みーさん)