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子供と一緒にパン屋へ行くと、勝手に触るから困ってしまう。そんな方にオススメしたいのが、富士市にある対面販売式パン屋です。ハード系のパンが充実し、一升餅ならぬ“一升パン”も売られているそうです。
沖縄の方言にちなんで店名に込めた思い
カフーは、パン屋には珍しくショーケースの中にズラリとパンが並んでいます。
富士市出身のオーナー荻野拓人さんと調理師免許を持つ妻の絵莉花さんは、それぞれの得意分野を生かした分業スタイルでパンの製造・新メニューの開発をしています。
沖縄移住をきっかけにパン職人への道に進んだ拓人さん。
店名の「kafuu(カフー)」は沖縄の方言「果報」からとった言葉です。パンで幸せを届けられたらという思いを込めて名付けました。
お店のこだわりポイント
パンに使う塩は沖縄では有名な「シママース」です。パンに詰めるカレーやカスタード、トッピングの具材のほとんどが絵莉花さんの手作りです。
一つの生地でいろいろな種類のパンを作ることができますが、1番合う組み合わせを考え、メロンパンのためのブリオッシュの生地や、クロワッサンの生地など、常時8〜10種類を用意しているのもこだわりの一つです。
小麦の香りや甘みを感じる「プチパン」は、全粒粉を100%使用し、品種も希少品種「キタノカオリ」を使用するなど、細部までこだわっています。
人気やおすすめのパンは?
一番人気は「クロワッサン」。オススメはライ麦を使った「ルヴァン・カンパーニュ」です。
また、カンパーニュの生地の中に様々な具材を練り込んだ「季節のライ麦」も店のおすすめです。
さらにおすすめしたいのが「ガトー・ラム」。ラム好きの皆さんにはぜひ試してもらいたい一品です。
最近流行っているキャンプのお供には、バケットやカンパーニュがおすすめだそうです。
炭火で炙ったカンパーニュは皮がパリッと、中の生地は柔らかく、おかず系にも甘い系にも合います。手軽で子供も喜びそうです。
対面販売、接客のこだわり
3人の子供を育てながら、毎日おいしいパンを焼いているカフーの荻野夫妻。
対面販売にしたのは、絵莉花さん自身の体験から生まれたアイデア。小さな子供と一緒でも商品を触ってしまう心配はないし、抱っこしていても店の人がパンを取ってくれるので安心です。
また、客の好みを聞いてパンを紹介したり、こだわりを伝えたりと、会話を楽しむ時間も大切にしています。対面の温かい接客はカフーのこだわりであり、魅力の1つです。
一升餅ならぬ一升パン
1歳の誕生日を祝い、これからの健やかな成長を祈って子供に背負わせる一升餅。
カフーでは1週間前に予約をすれば、名前入り一升パンを注文できます。背負わせたあと、子供と一緒に食べることもできます。
店のインスタグラムでは新メニューの紹介など、パン好きにはたまらない投稿がたくさんあるので、ぜひチェックして足を運んでみてください。
【もっと詳しく見る】Pain de kafuuのインスタグラム文・画像/ふじ応援部 はっちゃん