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熱海土石流5年 追悼と祈りの1日 関連死含め28人が犠牲に

関連死を含め28人が犠牲となった静岡県熱海市伊豆山の土石流災害から、7月3日で5年です。被災地で追悼式が開かれ、犠牲者を悼みました。

熱海市伊豆山では、最初に消防に通報があった午前10時28分に、遺族や被災者が黙とうをして鎮魂の祈りを捧げました。

5年前(2021年)の土石流災害では、災害関連死を含め28人が命を落としたほか、県によると住宅98棟が被害を受けました。

追悼式は、伊豆山小学校の体育館から復興事業として2026年4月に完成した施設に場所を移して行われ、鈴木康友 知事や斉藤栄 市長、遺族など約50人が祭壇に花を手向けました。

熱海市・斉藤栄 市長:
教訓を次の世代へ確実に伝えていくことは、今を生きる私たちの責務。地域の声をしっかり聴き、復興のその先を見据えた街づくりに取り組んでまいります

一方、遺族は月日が経過しても苦しみや悲しみが癒えることはありません。

夫を亡くした小川慶子さん:
5年経っても遺族はそのままだと思う

娘を亡くした小磯洋子さん:
5年だから、1年だから10年だからと、そういう節目は遺族にはない。ずっとこのまま死ぬまでこうなんだろうなと

被害を拡大させた「違法な盛り土」をめぐっては、いまも警察による捜査や民事裁判が続いています。

土石流で母親を亡くし「被害者の会」の会長として裁判に参加してきた瀬下雄史さんも、3日自宅のあった場所で手を合わせました。

母親を亡くした瀬下雄史さん:
5年という数字は区切りの響きがあるのかもしれませんけど、私にとってはまだ道半ば、裁判もまだ終わっていませんし

民事裁判は秋にも結審する予定です。

母親を亡くした瀬下雄史さん:
過失割合はあるんでしょうけど、全員が全員そこに対して認め、司法判断によって罰を受けることがやっぱり一番大事なのかなと

復興も思うように進んでいません。

川の護岸や市道の整備は用地買収が完了せず、計画に遅れや変更が出ています。

妻を亡くした田中公一さん:
みんな元気に頑張ってるよ、優しく見守ってね

妻を亡くした田中公一さん。

伊豆山の別の場所に残ることを選びましたが、やるせなさを感じています。

妻を亡くした田中公一さん:
遅い部分に関しては、被災者として苛立ちしかない。 “コミュニティの再生”と言っているけれど、なかなかそういうことは難しいのではないか

いまも生活再建に至らず、避難生活を送る人は12世帯25人(7月3日現在)。

被災者の支援とまちの復興、責任の追及いずれもまだ道半ばです。

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