リニア新幹線の着工をめぐり、静岡県とJR東海の対話完了からまもなく3カ月。鈴木知事がいつ着工を容認にするのか、その判断の時期が注目されています。
6月11日、2027年度の予算への要望で、金子国交大臣のもとを訪れた鈴木知事。
冒頭以外は非公開で、鈴木知事は静岡空港の活用方法のほか、国土強靭化や公共ライドシェアを県も連携して進めていくために必要な予算を確保することなどを求めたということです。
国交省と県の関係で注目されているのがリニア新幹線の静岡工区の着工ですが…。
鈴木康友 知事:
(Q.リニア新幹線の工事について大臣からは?)特にありませんでした
報道陣の質問に対し、鈴木知事が言及することはありませんでした。
リニアの静岡工区をめぐり、県とJR東海が環境への影響などの懸念点について2019年に始めた対話は2026年3月に完了。
今後、県はJR東海の環境保全策などを監視するために、新たな専門部会を設置する方針です。
JR東海は鈴木知事が着工容認の条件に挙げている地元の理解を深めるため、静岡市や大井川流域の各市町で住民説明会を順次開催しています。
また、大井川流域の市や町のトップとも意見交換会を開き、リニア開業後の地域振興にJR東海が取り組むことを盛り込んだ書面を交わすことを決めました。
JR東海・丹羽俊介 社長:
いろいろな意見交換をさせてもらい、その内容を書面で取り交すことはありがたいことだと思っている
藤枝市・北村正平 市長:
我々とJRは思いが一緒というところもあるので、お互いに納得する内容で実効性のあるものを作っていきたい
さらに、住民説明会の日程がすべて終了する22日の翌日には県議会議員への説明会を予定しています。
住民の反応などを伝えるとともに、着工への理解を求めていくとみられます。
静岡工区の着工をいつ容認するのか。
着々とその環境が整う中で、鈴木知事の決断の時期が注目されています。
