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【葵区・キッチンむらかみ】場所分かりづらいのに人気! 市場の管理棟に目利きもうなる食堂

静岡市中央卸売市場の敷地内に、場所がとても分かりづらいにもかかわらず人気を集める食堂があります。市場で働くプロたちも認める味。隠れ家的なその食堂「キッチンむらかみ」に潜入しました。

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朝5時半 静岡中央卸売市場へ

まだ夜明け前の暗さが残る朝5時半。にむらあつとリポーターがやってきたのは、静岡市中央卸売市場です。

中央卸売市場の入口に立つにむらリポーター

新鮮な野菜や魚がそろい、毎朝活気にあふれるこの場所に、場所が非常に分かりづらいけれども人気の食堂があるということで、さっそくリサーチ開始です。

雨の中、まずは入口付近にいた警備員に話を聞いてみることにしました。

人気の食堂はどこですか?

警備員:
キッチンむらかみさんのことですかね。すぐ右曲がってもらいまして、で、突き当たったら今度左へ曲がって、管理棟の3階にございますので

道案内をする警備員
道案内をしてもらうが・・・

親切に教えてくれたのですが、朝が早いからか、全然道案内が頭に入ってこないにむらリポーター。

不安を抱えながらも「管理棟の3階」を手がかりに、とりあえず行ってみることにしました。

管理棟を目指すにむらリポーター

「とても人に聞ける空気じゃない!」

警備員から「親切な人が多いので、人に聞けば分かる」とアドバイスをもらったものの、市場の横を歩いてみると、そこは朝の一番忙しい時間帯。

みなさん黙々と作業をしていて、とても話しかけられる雰囲気ではありません。

人はいたものの、とても聞くことはできず、ただ通りすぎていくにむらリポーター。

忙しく働いている人に話しかけることができないにむらリポーター

しばらく歩いたところで、ようやく「管理棟入口」という看板を発見。警備員が教えてくれた建物にたどり着きました。

管理棟の真っ暗い廊下を抜けた先に

管理棟を発見したにむらあつとリポーター

管理棟に入ると、各階に入っている施設の案内看板がありました。

3階を見てみますが、一言も「食堂」らしきことは書かれていません。

本当にこの建物で合っているのか疑問に思いながらも、3階を目指してエレベーターに乗りました。

「食堂」の文字は見当たらない案内看板

しかし3階で降りたものの廊下は薄暗く、食堂を示す案内も見当たりません。

どちらの方向に廊下を進んでいいのかわかりませんが、少しでも明るい方向を目指して歩いていきます。

エレベーターを降りたら真っ暗

すると、とっても小さく「Kitchen Murakami」と書かれているのを発見。

黒い格子扉のこのスペースが、目指す“わかりにくいけど人気の食堂”でした。

キッチンむらかみを発見

仕込み中だった店主の村上高行さんに、まず伝えました。すごくわかりにくかったです!

キッチンむらかみ・村上高行さん:
そうですよね、こんな所にあるのでわかりにくいかもしれません

左)キッチンむらかみ 店主・村上高行さん

結局、地図で見るとそこは市場のほぼ真ん中。管理棟の3階という、なかなか土地勘がない一般客にはたどり着きにくい場所でした

2025年10月オープンの人気食堂

「キッチンむらかみ」は、静岡市中央卸売市場の管理棟3階に、2025年10月にオープンした食堂です。

キッチンむらかみの店内

市場で働く人たちはもちろん、お店を探し当ててやってくる一般のお客さんたちも増加中の人気店。

毎朝6時にオープンし、店頭には持ち帰りができるおにぎりやお弁当も並んでいます。

持ち帰りのおにぎり各種

唐揚弁当(700円)」、「和風ハンバーグ丼(700円)」、「ロコモコ丼(700円)」。

その種類の豊富さが自慢で、食欲をそそるメニューがめじろ押し。和洋中そろったラインナップで、ホットドッグやハンバーガーも手作りで販売しています。

特製MKドッグ(350円)

メニューはテイクアウトだけではありません。イートインでは、創作そばや日替わりのワンプレートランチも楽しめます。

にむらリポーターは「創作そば(750円)」を注文。

創作そば(750円)

にむらあつとリポーター:
おいしい。少しけんちん汁のような感じで、他ではあまり食べたことのない味です

キッチンむらかみ・村上高行さん:
野菜をいっぱい入れたうえで、ショウガを効かせているので体が温まります。なおかつゴマ油でパンチを効かせています

創作そばを食べるにむらリポーター

白だしをベースに、カツオだし、鶏だしが入っています。和のベースに加えてごま油で中華風にした不思議な味わいのそばでした。

限定10食の「今日のワンプレートランチ(800円〜)」は、メインが韓国風の焼肉です。

今日のワンプレートランチ(800円〜)※写真は850円

ご飯、豚肉と青菜の炒めもの、玉子焼き、サラダが盛られ、汁ものも付いたおしゃれな一皿です。

キッチンむらかみ・村上高行さん:
コチュジャンをベースにしてるんですけど、辛くなりすぎないよう合わせみそ、砂糖も入れています

コチュジャンで味付けした豚肉

和風・洋風・中華・韓国風と、ジャンルをまたぐメニューの幅広さ。ここでふと疑問が、いったい店主は何料理が専門なのでしょうか。

シェフ歴40年 フレンチ出身の店主が腕をふるう

村上さんはシェフ歴40年、フレンチレストランの料理長も経験したという実力派でした。その時代の村上さんの写真は白衣とシェフ帽姿です。

フレンチシェフ時代の村上さん

キッチンむらかみ・村上高行さん:
元々ずっと洋食をやっていましたので得意なんですけど、ここにいらっしゃる方は年齢も性別もいろいろなので、和風もあり洋風もあり中華もありです

お客さんの約9割が、市場で働く人たちだそうです。毎朝訪れる常連の「こんなメニューが食べたい!」という声に応えていたら、メニューがどんどん増えていきました。

キッチンむらかみの「ワンプレートランチ」のメニュー

常連客に話を聞いてみると、鮮魚店の仕事をしている男性は「いろいろなものが食べられるし、マスターのドレッシングが好き」と笑顔で話してくれました。

インタビューに答える常連客
常連客は食材の目利き

プロの目利きに囲まれた緊張感がやりがい

市場の中でお店をやることのやりがいについて、村上さんはこう話します。

キッチンむらかみ・村上高行さん:
野菜に関しても魚に関してもプロの方なんで、なにひとつ手を抜けないというのが現状です。そのために自分も一生懸命おいしいものを作ろうと毎日努力しています

調理する村上さん

プロたちが通い続けるのには、それだけの理由があるということでしょう。一般のお客さんがわざわざ探し当ててやってくるのも、十分うなずけます。

市場の隠れ家「キッチンむらかみ」で、本物の味と出会ってみてはいかがでしょうか。

■店名 Kitchen Murakami
■住所 静岡市葵区流通センター1-1 静岡中央卸売市場 管理棟3階
■営業時間 6:00~13:00位まで
■定休 水・日・祝

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