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ロシアの侵攻を受けるウクライナと、大震災からの復興に立ち向かうトルコに、富士山の麓から応援のメッセージを届けるチャリティコンサートが、6月9日に開かれます。
ウクライナとトルコの人道支援を行うわけ
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻して以降、戦争は終わりが見えない状態です。
「ウクライナ人道支援チャリティコンサート」は、何かできることはないかと考えた富士山吉原ロータリークラブが、賛同した富士フィルハーモニー管弦楽団とともに企画しました。
2022年4月には第1回目のコンサートを開催。10月には演奏者の数も倍に増え、2回目が実現しました。
コンサートには日本ウクライナ友好協会のクラヤヌイ氏も駆けつけ、ウクライナの現状とインフラ破壊で民間人が寒い冬を越すことを切々と語りました。また2回目には、静岡県に避難しているウクライナ人と関係者約20人も招待されました。県内には32人のウクライナ人が避難しています。（2023年10月時点）
2回目ではチケット325席分が完売し、募金約30万円、協賛金100万円超とあわせて約200万円を寄付することができました。
3回目の今回は、大地震で被災したトルコにも寄付をしたいという声があり、収益の一部はウクライナとともにトルコ支援にもあてられます。
海外の演奏家も ローハン氏と富士市の縁
コンサートには3人の外国人奏者と歌手も加わっています。
元チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコントラバス奏者であるジリー・ローハンさんは、ツアーで何度か来日する中で富士市を気に入り移住しました。現在は富士フィルに所属しています。
ローハン氏と親交があるバロネス・シャーロット・ド・ロスチャイルドさん（ソプラノ歌手 イギリス）と、ボフスラフ・マトウシェクさん（ヴァイオリン チェコ・フィルハーモニー管弦楽団及びプラハの春音楽祭の常任客演奏者）も参加することになりました。
ロスチャイルドさんは各地でチャリティコンサートに積極的に参加しており、2011年東日本大震災の時も、その年に富士市で開かれた復興支援のチャリティコンサートに参加しています。
坂本龍一さんの平和を願う曲も
3月に逝去した、日本が誇る音楽家・坂本龍一さん。坂本さんがウクライナに贈った曲「PEACE for ILLIA」も演奏されます。
コンサートの収益金のうち、ウクライナへの支援はウクライナ大使館経由で、トルコへの支援は国際ロータリークラブ経由で実施するということです。
■イベント名 ウクライナ・トルコ人道支援チャリティコンサート
■開催日時 6月9日(金) 開場18：30 開演19：00
■会場 ロゼシアター・小ホール（静岡県富士市蓼原町1750）
■入場料 4000円（全席自由）
■チケット 0545－60－2510（ロゼシアター）
※チケット代は、経費を除き全てウクライナおよびトルコへの支援金として寄付されます。
