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【富士宮・ピースキッチン】栄養士が作った野菜中心のお総菜屋さんが毎日行きたくなる

家庭の台所をあずかるお母さんたちの多くは、野菜を取り入れたいと考えてはいても、ワンパターンになりがちです。そんな時に便利な“野菜にこだわったお総菜屋さん”が静岡・富士宮市にあります。

まずは品ぞろえをチェック

野菜中心の総菜
野菜中心の総菜

開店の午前10時半すぎに店に行くと、ショーケースに10~12種類ほどの総菜と弁当がズラリ。ほとんどが野菜を使った総菜です。

地元産の有機野菜のみ使用し、調味料にもこだわっています。時間がないときに、ここの総菜を1、2品足せば献立の脱マンネリに!食卓に彩をそえることができます。

お肉系もあります

ピースキッチンの原点は?

オーナーシェフの坂田恭子さんは長野県出身。子供の頃、学校の給食が大好きだった恭子さんは、給食に欠かせないのが栄養士だと知り、栄養士を目指します。

最初に就いた仕事は東京の病院の栄養士の仕事でした。患者の献立を考えるだけでなく、一人一人に食生活の改善も指導しました。

オーナーの坂田恭子さん
オーナーの坂田恭子さん

ピースキッチン・坂田恭子オーナー:
患者さんと話すなかで、退院後の食生活を根本的に改善したいのに、なかなか難しい現状を知りました。もっと手軽に体に良くておいしいもの、そもそも病気にならないための料理を食べてもえるような仕事をしたいと思いました

小料理屋やカフェなど、さまざまな形態の飲食店で仕事をしながら調理師の資格を取った坂田さんは、最初の「ピースキッチン」を東京・新宿でオープン。弁当の移動販売店でした。

その後、結婚を機に夫の実家のある静岡へ。縁あってやってきた富士宮市で、おいしい野菜たちに出会いました。

“端境期”が少ない富士宮の野菜

ピースキッチン・坂田恭子オーナー:
富士宮に来てまず驚いたのが、野菜がものすごくおいしい!富士宮市は土地の高低差が大きい地域なので、旬の野菜の採れる時期に幅があり、野菜の少ない“端境期”が短いのも魅力です。地元のおいしい野菜でショーケースをいっぱいにしたいと思いました

2014年1月に現在の「ピースキッチン」を富士宮市北町にオープン。

店頭では農家の新鮮な野菜も販売

3、4軒の地元農家から野菜を直接購入していて、毎日のように総菜を買い求める常連客も多くいます。

最近の主なメニューは「新タマネギとワカメの柚子胡椒おひたし」、「みさきキャベツとカブのレモンマリネ」、「ズッキーニと新玉タマネギのグラタン」などなど。

どれも日替わりで、同じメニューが続くことはありません。野菜の状態を見て調理方法や味付けも変えるそうで、無駄のない量り売りです。

弁当は日替わりで、メインが肉の弁当と魚の弁当の2種類販売されます。

日替わり弁当(900円)

また事前予約でオードブル(3300円~)や、予算に応じて法事用の弁当なども注文できます。

こちらは注文弁当

教えて!ズッキーニの調理法

取材にあわせて、野菜を知り尽くした坂田さんにおすすめの調理法を教えてもらいました。お題はスーパーでもよく見かけるようになった、初夏から夏にかけて旬を迎えるズッキーニ。

いまいち家庭での簡単な調理法が思いつかないので、坂田さんにおススメのレシピを聞きました。

■ズッキーニのみそ漬け
・新鮮で小さめの固いズッキーニにぴったり。ヘタとおしりを切り落として、縦半分にカット
・みそを全面に塗り付けてラップでみっちり巻いて一晩おけば、おいしいみそ漬けに
・みそを軽く洗い流して、一口大に切れば完成

■ズッキーニのフライ
・目の細かいパン粉に粉チーズを入れたものを用意
・ズッキーニを1cm幅の輪切りにして塩をふり、先ほどのパン粉をつけてフライに

どちらも簡単そうですね。ぜひお試しあれ!

右)坂田恭子オーナー 左)オープン時から一緒に働く望月美沙さん

■店名 ピースキッチン
■住所 静岡県富士宮市北町7-16 ヴィラノーテ内
■営業時間 10:30~18:00
■定休日 水、第2・第4日
■電話番号 0544-22-6195

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大阪出身、静岡県民歴約20年。本業は飲食店女将兼ナレーター・声優。ほかにNPOスタッフや笑いヨガリーダーもしています。 “わくわくセンサー”の感度良好♪ 主に県東部(富士市、富士宮市)が行動範囲です。
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