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ネコのための壁面収納棚を、静岡・島田市の組み立て家具メーカーが開発。高品質の組み立て家具を提供してきた技術を生かしました。島田市は「木都」と呼ばれ、日本屈指の組み立て家具の産地です。
【画像】ネコのための組み立て家具「ニャコモ」などこの記事のギャラリーページへ組み立て家具のふるさと島田市
島田市の大井川沿いにやってきた、にむらあつとリポーター。この周辺、実は日本屈指の「組み立て家具の産地」です。
ここに大きな工場を構える白井産業の青柳政美社長は、島田市は「日本の組み立て家具のふるさと」だと話します。

白井産業・青柳政美社長:
組み立て家具は比較的歴史が新しくて、1970年代くらいから急速に伸びました。その中でもこの島田市に大手メーカーが4社集積していたという時期がありました
白井産業のすごいとこ3つ!
組み立て家具とは板やパーツの状態で梱包し、購入者が組み立てる家具のことを言います。

青柳社長によると組み立て家具の木工工場は国内で少なくなっており、白井産業の本社工場は国内最大規模です。
白井産業も海外に大きな工場がありますが、本社工場では加工の難しい製品を作っています。

白井産業の技術の高さを教えてもらいましょう。
すごいとこ1 軽さ

フラッシュ構造と呼ばれる、女性でも持てるよう木材を軽くする加工をしています。しかも強度も低コストも維持。この構造は日本独自だと青柳社長は胸を張ります。
すごいとこ2 サイズオーダー

さらに驚くべきは、「サイズオーダー」の対応です。1cm単位で大きさが自由に注文でき、色や強度も指定できます。自分の家にぴったりの理想の家具が作れてしまうんです。
白井産業・青柳社長:
1個1個お客様のニーズに従って大きさが違う棚が作れます。サイズオーダーでお客様に届けようという発想は、多分海外の工場にはないと思います
すごいとこ3 一度組み立てて確認

さらにすべての商品を、一度テストで組み上げてから出荷し、組み立てられなかった、という不具合をなくしています。
なぜ島田市は組み立て家具の生産が盛ん?
島田市で組み立て家具の製造が盛んになったのは、市内を流れる大井川が関係していました。
白井産業・青柳社長:
島田市は元々大井川の水運で木工業が盛んな場所でした。昔は「木都(もくと)」と呼ばれていたそうです

北部の豊かな森林資源を大井川の水運で河口まで運んでいたので、かつて島田市は木材の集積所として賑わっていました。
白井産業も最初はミカン箱や、飲料のカートンをつくっていましたが、その技術を生かして組み立て家具にたどり着きました。

最新の家具は、組み立て家具としては珍しく、接合部のビス穴が見えない構造です。加工に手間のかかる曲線をふんだんに取り入れた、アンティーク調の家具もあります。
ネコが喜ぶ組み立て家具「ニャコモ」
そんな中でじわじわと売上げを伸ばしているのは、ネコと暮らす人のための家具です。
ネコが喜ぶ組み立て家具、その名も「NYACOMO(ニャコモ)」。

ニャコモは壁面収納棚ですが、仕切りにはトンネル状の穴があいていて、それぞれのスペースに半円の白い部品が付いていいます。
白い部品は「ステップ台」と言って、ネコが棚から棚へ移動するときに足がおけるステップです。

このステップも好きな場所に付けることができるのが、組み立て家具ならではの強み。それぞれのネコちゃんお気に入りの場所にステップを付けてあげられます。
白井産業 ニャコモ開発メンバー・池田正樹さん:
実は会社のアイデアコンテストで募集したアイデアを我々が形にしました

成猫サイズを基本にしていますが、小さいネコもいれば、大きいネコもいるので、サイズ感が一番の悩みどころだったといいます。
試行錯誤の末完成し、実際に使った購入客からは、満足の声が届いています。
白井産業 ニャコモ開発メンバー・法月淑乃さん:
ネコは元々高いところが好きなので、楽しいものを見つけた感じだったと言われました

ニャコモは木都・島田の伝統を受け継ぎながら、時代のニーズに応えた商品でした。青柳社長は、これからもニャコモのように客のニーズに寄り添った商品開発をして、幸せを届けたいと語っていました。
■店名 白井産業
■住所 静岡県島田市御請45-1
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