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静岡・藤枝市の蓮華寺池公園近くに、地元で愛される甘味処があります。人気の「大判焼き」のほかに、秋頃から登場するおでんを使った一風変わったメニューも評判です。
【画像】大判焼きやかき氷のメニューも! この記事のギャラリーページへ大判焼きが有名な藤枝市の甘味処

「おでん」と書かれたのぼりが目印の「まるか村松商店」。旧東海道の瀬戸川近くにあります。
店内には大判焼きのメニューやだんご、飲み物が並んでいます。週末はもちろん、平日の昼間から地元客で賑わう人気店です。
店を営むのは3代目の村松弘美さん。本業は茶農家と問屋を結ぶあっせん業で、1962年から大判焼きを始めました。おでんや夏にはかき氷も販売しています。

まるか村松商店 3代目・村松弘美さん:
9月中旬頃から静岡おでんを始めています。母がメインで作っています
このおでんを使った、少し風変わりなメニューがあるといいます。
ご飯の上におでんが乗った「おでん丼」
そのメニューの注文方法は、ダイコン、タマゴ、ジャガイモなど10種類のおでんの中から、好きな4つを選んで紙に書きます。

この注文スタイルも魅力の一つです。
運ばれてきたのは、白いご飯の上に4種類のおでんが乗った「おでん丼(650円)」。初めて見る料理に思わず「なるほど!」と声が上がります。

サラサラの手作りみそと、たっぷりのだし粉をお好みでかけて、完成です。
ご飯と一緒にダイコンを食べてみました。しっかりと味が染み込んでいます。そしてご飯にもスープが染みていて、思わず笑顔に。甘めのだしは、ご飯にとても合う味付けです。

まるか村松商店・村松弘美さん:
鶏ガラとカツオ節などでだしをとっています。、しょうゆも限定して使っていて、日にちをまたいで煮込んでいます
息子が考案 家で食べていた「おでん丼」を商品に
この「おでん丼」は、村松さんの次男のアイデア。子供の頃、家で自分で勝手にご飯をよそい、おでんを乗せて食べていたといいます。

村松さん自身もそのように食べていて、「おでん丼」はまさに家庭の味でした。
一石二鳥のメニューとして、店でも提供することになったそうです。
常連客をとりこにする“おばあちゃんの味”
毎週食べにくるという常連客は、このおでんの味の大ファンです。

常連客:
加寿子ちゃんというおばあちゃんが、おでんを一生懸命作っているんです。昔の味でいいんですよね。おばあちゃんの味。うちの母の味みたいでおいしいんですよ
おでんを食べてご飯を食べると味がリセットされ、またおでんを食べたくなり、無限に食べられるそうです。
2025年現在も現役の御年90歳、加寿子さんにおいしさの秘訣を教えてもらいました。

まるか村松商店・村松加寿子さん:
昆布のだしとか、カツオ節のだしとか、鶏のガラとかを入れています。先代があってのことですよね
加寿子さんも先代から教わった味を、さらに自分流にアレンジしながら今の味を作り上げてきました。
パティシエの長女が考案 あんバター大判焼き
加寿子さんは大判焼きのあんこも手作りしています。大判焼きにも、村松家なりのアレンジを加えたメニューがあるとのこと。

今一押しという「あんバター(300円)」は、村松さんのバティシエの長女が考案したもの。バターをホイップして冷凍したものがたっぷりと入っています。
生地はサクサク、中はモチモチ。軽やかでくどくないバターは、加寿子さんのあんこをしっかりと引き立てています。

まるか村松商店・村松弘美さん:
私の代から次の代に受け継いでいきたいです。焼き方などを伝授していきたいです
家族それぞれがアイデアを出し合い、新しいメニューを生み出してきた「まるか村松商店」。先代から受け継いできた味を守りながら、次の時代へと進化していました。
冬の定番、あつあつのおでんをご飯と一緒に楽しめる「おでん丼」。家族の味が詰まった一杯を、味わってみてはいかがでしょうか。
■店名 まるか村松商店
■住所 静岡県藤枝市藤枝2丁目6−26
■営業時間 10:00~17:30 (LO 17:00)
■定休 水
■問合せ 054-643-1280
■駐車場 10台
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