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浜松市浜名区にある「フォンドカフェ」は、10種類以上の旬野菜を使ったスープカレーが自慢です。スパイスの香りと野菜の甘みが絶妙にマッチ、さらに浜名湖のノリのトッピングで味変も楽しめます。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ気賀のパンプキンズハウス1階にあるカフェ
浜松市浜名区細江町気賀にある「Fond Cafe(フォンドカフェ)」。
天竜浜名湖鉄道、通称「天浜線」の気賀駅から東へ徒歩6分ほどの場所にあります。

おとぎ話に出てくるような外観の建物「パンプキンズハウス」の一角にあります。
2021年にオープンして4年。
温もりのある店内では、地元食材にこだわった優しい味わいのメニューを提供しています。

「ブリュレ仕立てのフレンチトースト・プレーン(1100円)」は、人気メニューのひとつです。
表がパリッと、中はとろっとしたフレンチトーストにアイスクリームが添えられています。

野菜たっぷり! はまなこスープカレー
自慢のメニューは、旬の食材が満載「チキンとたっぷり野菜の収穫祭はまなこスープカレー(1300円)」です。
平日は午前11時から提供しているメニューです。
鶏とカツオのうま味が詰まったスープカレーに、具材には旬の野菜が約10種類も入っています。

ご飯に乗っている味変トッピングも気になりますが、まずはスープだけで味わってみます。
一口食べると、口の中にいろいろなスパイスの香りが広がります。
辛いのかと思いきや、うま味の詰まった甘みの強いスープカレーです。

どんなスパイスを使っているのか聞いてみました。
フォンドカフェ 店主・原田俊介さん:
アニス・クローブ・クミン・バジル・シナモンの5つを柱として、また数種類ブレンドして作っています。辛みというよりも、野菜の甘み、鶏ガラとカツオだしのうま味がこのスープを下支えしています

さらに、スパイス以外にも意外な秘密がありました。
フォンドカフェ・原田俊介さん:
甘みに関しても、黒糖や梅酒を使っています
カレーの隠し味に梅酒が入っているとは驚きました。

地元産の野菜をふんだんに使用
そして、旬の野菜もたっぷり。サツマイモ・カボチャ・ナスなど、地元細江町で採れた野菜を中心に使用しています。
秋の味覚、食物繊維たっぷりのサツマイモと免疫力を高めるカボチャが入っているのもうれしいポイントです。

大きなサツマイモは、甘みがあり柔らかくてホクホク。薄切りなので食べやすいです。
まさに今の時期だからこそ味わえるカレーです。

フォンドカフェ・原田俊介さん:
野菜のおいしさを出すために、素揚げした野菜を入れるのが一番合うと思っています
素揚げをすることで、素材本来のおいしさが際立ちます。

ごはんに添えられた 浜名湖産アオサノリ
スープカレーを堪能したところで、今度はご飯も一緒に食べてみます。
ご飯と一緒に食べてみると、スープカレーのスパイスや甘みが際立ちます。

フォンドカフェ・原田俊介さん:
お米は、スープカレーに合うように、あるいはひとつの具材として捉えてもらえるように、あえて硬めにシャッキリめに炊いています
お米のおいしさもしっかり感じられます。

そして、このスープカレーにはもう一つの魅力があります。
セットについているのが、なんと浜名湖の名産“アオサノリ”です。これをご飯にかけると味変できちゃうんです。

カレーに全く負けず、一気に磯の香りが広がります。
フォンドカフェ・原田俊介さん:
一皿で浜名湖を食べてもらえるようにと思って作りました
そのままでもおいしいですが、味変することでそのおいしさを上回ってきます。最後まで飽きずに食べられるカレーです。
こだわりのスープに使う“ベジブロス”
おいしさのポイントはスープに入れるベジブロス。野菜の皮やへたを煮込んで作るだしです。
ニンジンの皮やキャベツの芯などを余すことなく使うことで、野菜のうま味が凝縮され、ワンランク上のスープカレーになるんです。

店内には無料のスパイスもあります。ご飯にかけて、カレーと一緒にお楽しみください。
スパイスと旬野菜の力で体の内側から温まり、秋バテも吹き飛ぶような満足感のあるスープカレーでした。
■店名 Fond Cafe
■住所 浜松市浜名区細江町気賀213 パンプキンズハウス1階
■営業時間 10:00~18:00
■定休 月、第2・4火
■問合せ 053-523-8008
■駐車場 4台
※この記事は2025年9月20日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。
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